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はじめてのAI PCにいい、大人気のAeroが進化して帰ってきた「HP OmniBook 7 Aero 13」

2025年06月23日 13時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 最近、「はじめてノートPCを買いたいんだけど、なんかおすすめある?」と聞かれることが増えました。

 ひとえにPCといっても動画編集やゲームをプレーしたいだったり、ウェブブラウジングだけなど、使い方によっておすすめするものは変わってくるので、悩みどころです。

 ですが時代は「人類みなAI使う時代」。ChatGPTをはじめ、画像生成や企画案作成までなんでもAIに頼れる時代ですので、AIを使わない手はない。そこで普段づかいもできつつ、AIもバリバリつかえる、そんな人におすすめしたいのが日本HPの新作ノートPC「HP OmniBook 7 Aero 13」です。

 これは好評だった「Pavilion Aero 13」の後継機種として登場したモデルで、見た目はシンプル&スリムながら、中身はかなり進化しています。

 特に注目したいのが、最近話題の“Copilot+ PC”として登場したこと。AIを活用する新しいWindowsの流れにしっかり乗っていて、搭載されているAMDの最新Ryzen AIプロセッサーもかなり高性能。画像編集や文章作成などが“オフラインで”AIアシストされるなんて、ちょっと前までは考えられなかったです。

 それでいて、本体重量は約970gと超軽量。1kgを切るって、本当に毎日持ち歩ける軽さなんですよ。薄さも16.5mmとスリムで、バッグに入れても全然かさばらないのが好印象。さらに、バッテリー持ちは最大15時間半。これ、大学の講義3コマ→カフェでレポート→夜にNetflix視聴まで普通にこなせるレベルです。

 スペックだけ見るとハイエンドっぽいんですが、かなりコスパもいいので、AI時代へと動きそうなこの2025年にはじめてノートPCを買う人にもおすすめできるモデルです。

HP OmniBook 7 Aero 13のメリット

ポイント(1)人気のAeroシリーズがCopilot+ PCになって帰ってきた

 「Aeroって名前、どこかで聞いたことあるな」と思った人、正解です。好評だったPavilion Aero 13のシリーズが、このたび大幅進化して戻ってきました。しかも今回はCopilot+ PC対応。つまり、AIをパソコンに内蔵している次世代モデルなんです。

  新しく搭載された「Ryzen AI 300」シリーズのプロセッサーには、AI処理専用のNPU(Neural Processing Unit)がのっていて、これが結構すごい。たとえば画像の背景を消したり、長文を要約したり、複数アプリの履歴を時系列で振り返ったり(Recall機能)、いろんなことがサクッとできるようになります。

 そしてこれ、クラウドを使わずオフラインでも使えるのがポイント。プレゼン資料やプライベートなメモも気軽に処理できるし、速度も段違いに早いんですよね。まさに“AIが当たり前になる時代”の入り口にふさわしい1台ではないでしょうか。

ポイント(2)軽さはやっぱり正義

 どんなに高性能なノートでも、重いとやっぱり使いたくなくなるもの。でもこのOmniBook 7 Aero 13は、本体重量がたったの約970g(構成により異なります)。

 実際にバッグに入れて持ち歩いてみたら、思わず「ほんとに入ってる?」と確認したくなるくらい軽かったです。薄さも16.5mmとスリムで、カフェの小さいテーブルにもすっと置けるサイズ感。しかもボディはマグネシウム合金製で、見た目以上にしっかりしてます。

 軽いノートPCってポート(端子)が少なかったりしますが、この子は違います。USB-AもUSB-CもHDMIもフルサイズで揃っていて、変換アダプターをゴチャゴチャ持ち歩かなくていいのも、地味に助かるポイントでした。

 打鍵感は人の好みにもよりますが、カチャカチャというよりはカタカタという打ち心地。しっかり打っている感がありつつ、静かで作業に没頭できる感じがあって個人的には好印象でした。

ポイント(3)最大15.5時間もつロングバッテリー

 個人的に感動したのがバッテリー持ちの良さ。公称で最大15時間30分。いやいやそんな持たんやろ…と思いきや、普通に使っていて1日ずっとバッテリーで過ごせたんですよね。

 たとえば午前はカフェでブラウジング&メール、午後はZoomミーティング&資料づくり、夕方にちょっと動画見ながら作業、これで電池残ってるんだから、かなり優秀です。

 もちろん、AI処理や重い作業を連続でやるとそれなりに減りますが、それでも半日以上は余裕。学生はもちろん外回りの多い社会人にもおすすめできる安心感です。

 さらに、65Wの急速充電に対応していて、30分で約50%回復。「ちょっとコンセント借ります〜」の間にしっかりチャージできるのも、実用的で助かりました。

とはいえ注意したいところ

AI処理を使いすぎるとバッテリーは一気に減る

 とはいえ、バッテリーは万能ではありません。たとえば、画像生成や重めのAI機能を連続で使っていると、意外とバッテリーが減るのが早いと感じました。AI処理用のNPUは省電力とはいえ、負荷が続くとジワジワ消耗する印象です。

 たとえば「Stable Diffusionで画像生成」とか、「Recallを何度も連打」とか、そういった“ちょっと特殊な使い方”をするときは、ACアダプターを持ち歩くか、モバイルバッテリー(USB-C PD対応)も準備しておくと安心です。

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