CPUは定番中の定番となるRyzenを組み合わせ
Core Ultra 7 265Kと同265KFが良い感じに値下がりしているが、ゲーミングPC自作の定番CPUは変わらずRyzenだ。ここではコストを抑えたRyzen 7 9700Xを組み合わせている。
ゲームパフォーマンスを引き上げるRyzen 7 9800X3Dも魅力的だが、ミドル~アッパーミドルクラスのビデオカードで組むなら、3万円近くコストを抑えられるRyzen 7 9700Xで十分なパフォーマンスを発揮するのだ。
CPUクーラーには、オーバースペックだが、360mmサイズラジエーターのオールインワン水冷ユニットを組み合わせている。ファン回転数を低速にカスタマイズすることで、ファン動作音を抑えながら、CPUを十二分に冷却できる。
机の上に設置するうえで、PCケースのMONTECH「Heritage PRO Black」に標準で装備されている底面のReversed PWM 120mmファン×3基と、リアのPWM 120mmファン×1基を含め、ファン回転数を調節するのはひと手間必要になる。ここを苦に感じてしまうかもしれないが、静かかつ十二分に冷やせる設定を見極めるのも自作PCの楽しみ方ではある。
必要十分なスペックのMicro ATXマザー
マザーボードはAMD B860チップセットを採用するASRock「B850M Pro RS WiFi」を選択している。
合計11フェーズの電源回路に、6GHz帯を使える高速無線LAN規格のWi-Fi 6E、最大1万4000MB/秒台の読み出し速度を発揮するPCI Express5.0インターフェースに対応するNVMe M.2 SSDを
搭載できるM.2スロット、最新ビデオカードの性能を最大限に引き出せるPCI Express5.0対応の拡張スロットと、最新パーツを十分活かせるスペックを備えている。
リアのUSBインターフェースは、最大10Gbpsの転送速度に対応するのは2ポートのみと若干物足りないが、USBポート数は計8ポートある。PCケースフロントインターフェースと合わせると、11ポートになるのでUSBデバイスの接続に困ることはないだろう。


















