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40代がARグラス「XREAL One」を買いたいワケ 仕事も動画もこれが現状最適解なのかね?

2025年06月06日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集●ASCII

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実際どうだった?──使ってわかったリアルな感想

 実際に仕事に使ってみてどうだったのか。

首の負担、かなり減った

 これが一番大きかった。これまで前のめりで首を突き出すような姿勢だったのが、画面が目の高さに来てくれるから、自然と姿勢が整う。これだけで作業後の疲れ方がまったく違う。なんなら整体に行く回数を減らせそうな気すらする。もちろん外部モニターを使えば同じことができるが、メガネをかけるだけで使えるという気軽さが強い。今はスタンディングデスクの代わりにキッチンカウンターで仕事をしているので、ケーブルをつなぐだけで使えるのはありがたい。なんなら寝転がった姿勢でも仕事ができる。首はクッションに支えられて快適だ。

ウインドウが横に並べられる快適さ

 地味に神機能だったのが、ウルトラワイドスクリーンモード。MacBook Airの狭い画面では、複数のウインドウを切り替えながら使うのが面倒だった。編集者として仕事をしていると、原稿、写真や動画の素材、CMS、メール、Slack……などウインドウをごちゃごちゃ同時に表示することが多く、「ウインドウをかきわけて、デスクトップに落ちているファイルを見つける」ような作業がなかなか面倒だった。しかし画面が横に広がったおかげで、ウインドウを横並びにできるので、視線をちょっと動かすだけで情報が取れるようになり、作業ストレスがかなり減った。まあこれも外部モニターで云々という話だが、便利な理由は上に同じだ。

動画を見るときの満足度がなかなか高い

 仕事から一旦離れ、NetflixやU-NEXTでアニメや映画を観てみると、これは文句なしに良かった。映像は本当にきれいだし、音質はそれなりだが迫力がある。さすがBoseだ。なによりも感動したのは「寝転がっても画面が目の前に表示される」ところだ。スマホで寝ながら動画を見ていると、手がすべって顔面に落ちてくる恐怖があるけど、これならゼロ。ソファやふとんに横になって、両手フリーで動画鑑賞ができるのは最高だ。ちょっとしたぜいたく気分を味わえる。調光機能がついていて、画面外の暗さが3段階で調節できるので、没入感も高められる。レンズの端から視界の外がちらっと見えるが、個人的には気にならない。むしろ、スマホの通知を確認したり、手元のスナック菓子をつまみやすいのはゴーグル型より便利だ。

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