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デジタルテレコンとコントロールレバーもついて25万円切りはうれしいですね!!

クラカメデザインで小型軽量なのに4000万画素で手ブレ補正も!!=富士フイルム「X-E5」発表&実機写真

2025年06月12日 19時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou)編集● ASCII

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 富士フイルムは6月12日、中国・上海で世界向け発表会「X Summit」を開催し、APS-Cセンサー搭載のミラーレスカメラ「X」シリーズの新製品「X-E5」を発表した。

富士フイルムが「X-E5」発表

 X-EはXシリーズのEVF搭載小型軽量モデルで、レンジファインダーカメラ型のデザインが特徴だ。「X-E5」は2021年発表の「X-E4」の後継モデルで、4年ぶりのモデルチェンジとなる。

 画素数が2610万から4020万に向上したほか、ボディ内手振れ補正を新たに内蔵、また「Xシリーズ」として初めてトッププレートをアルミ切削加工とし、新デザインの窓付きのフィルムシミュレーションダイヤルも特徴で、予想価格はボディのみ24万6400円で、レンズキットは28万1600円で8月発売予定だ。

 同時に、パンケーキレンズ「XF23mmF2.8 R WR」も発表となった。カラーはシルバーとブラックで、X-E5のキットレンズではそれぞれボディと同じ色のレンズが付属する。レンズ単体は12月発売予定だ。
 

富士フイルムが「X-E5」発表

ついに手ブレ補正内蔵で
解像度も4020万画素にUP
デジタルテレコンは新設のコントロールレバーで
 

富士フイルムが「X-E5」発表

富士フイルムが「X-E5」発表

 新たに搭載された手ブレ補正はセンサーシフト5軸補正で、中央7段、周辺6段で、動画撮影時は電子制御とブレ防止モードブーストが可能である。

 ボディーサイズは124.9×72.9×39.1mmで、利用時重量は445gで、X-E4の121.3×72.9mm×32.7mm・364gより若干大きく重くなっている。

富士フイルムが「X-E5」発表

 撮像素子は23.5mm×15.6mm (APS-Cサイズ)の第5世代の裏面照射型「X-Trans CMOS 5 HRセンサー」で4020万画素になった。画像処理エンジンもX-Processor4から5に向上、3対2比率で、7728×5152ドットの写真が撮れる。先代のX-E4では2610万画素で最高6240×4160ドットだったので、約1.5倍高精細になった。

富士フイルムが「X-E5」発表

 高画素化に伴って、1.4倍、2.0倍と2段階のデジタルテレコン機能を搭載した。カメラ正面にコントロールレバーを搭載し、VIEW MODEの変更、アスペクト比の切り替え、デジタルテレコンの倍率変更など、ファンクションとして幅広い機能を割り当てられる。

富士フイルムが「X-E5」発表

富士フイルムが「X-E5」発表

 静止画記録はJPEGではExif 2.32、HEIFで4:2:210bit、RAWでは14bit、TIFFはカメラ内現像で8/16bit保存できる。

 ISO感度は標準の最低がX-E4のISO160からISO125に下がり、最高は1万2800で、拡張で最低64、最高5万1200まで可能。

 シャッター速度はメカで30~1/4000秒、S/Mモードでは15分、バルブでは60分まで。電子では30~1/1万8000秒、S/Mモードでは15分、バルブは1秒固定となる。

富士フイルムが「X-E5」発表

 連写は電子シャッターで最高秒20コマが可能で、プリ撮影もできる。

 AFはコントラストで最低-4EV、位相差で-7EVまで可能で、被写体検出は顔・瞳に加え、動物・鳥・クルマ・バイク&自転車・飛行機・電車が可能だ。

 動画は最高で6.2K(6240×3510ドット)で30P記録が可能で、4Kでは60P、FHDでは最高240Pでのハイスピード撮影ができる。また、動画撮影中のトラッキングAF機能も搭載する。

 EVFは0.39型OLEDで236万画素、倍率0.62、視野率100%、アイポイント17.5mm、背面液晶は3型104万画素でタッチ対応、上下ティルトが可能で、上部では180度回転でき、自撮りの確認も可能だ。

富士フイルムが「X-E5」発表

 おなじみのフィルムシミュレーションは20種内蔵で、グレイン・エフェクト、カラークローム・エフェクトなども指定できる。

富士フイルムが「X-E5」発表

 端子はType-C(10Gbps)と、HDMIマイクロ、マイクとレリーズ兼用のミニジャック、ホットシューを搭載する。記録メディアはSD/SDHC/SDXCでUHS-I/II。無線はWi-Fi5とBluetooth4.2を内蔵する。

富士フイルムが「X-E5」発表

 バッテリーはNP-W126Sで静止画は最高400枚、動画は6.2K30Pで70分間撮影できる。

富士フイルムが「X-E5」発表

X-E5にピタリのお散歩レンズ
XF23mmF2.8 R WR

 

富士フイルムが「X-E5」発表

 厚みが23mmのパンケーキレンズで、焦点距離は23mmなのでフルサイズ換算で35mmの広角レンズとなる。

 レンズは6群8枚でうち非球面は2枚採用。絞りは11枚羽根の円形で最小ではF16となる。

 最短撮影距離は20cmで最大撮影倍率は0.15倍、直径61.8mm×全長23mmで、重さは90g、フィルターサイズは39mmである。

富士フイルムが「X-E5」発表

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