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GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載をチェック、ガンメタリックなATXケースを採用

トレンド構成! Ryzen 7 9800X3D&RX 9070 XTのゲーミングPCで、改めてGALLERIAケースの魅力を確認してみた

2025年05月20日 11時00分更新

文● いちえもん 編集●八尋/ASCII

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 最近のPCパーツ市場の動きを見ると、AMD製のCPUとGPUがアツい傾向にある。現時点でのトレンドは、ゲーム向けの最強CPUと名高い「Ryzen 7 9800X3D」と、コスパ最強GPUの「Radeon RX 9070シリーズ」。現代のPCゲーマーたちにとっては垂涎の逸品で、執筆時点では初代「たまごっち」と同じぐらいの人気を誇る。

 発売当初の単体パーツの入手難易度は発売時のたまごっち相当くらいに感じたが、最近ではそうはなくなってきており、BTOパソコンも比較的買いやすくなっている。最強のRyzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070シリーズをなんとしても手に入れたい人や、最近のAAAタイトルをガッツリ遊びたい人におすすめなのが、サードウェーブが販売するゲーミングパソコン「GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載(以下、GALLERIA XA7R-97XT)」だ。

 GALLERIA XA7R-97XTは、Ryzen 7 9800X3DとRadeon RX 9070 XTを搭載するゲーミングデスクトップパソコン。それ以外にもDDR5規格の32GBメモリー(16GB×2)や1TB M.2 SSD、240mmの簡易水冷クーラー、140mmのケースファンなどを備えていて、販売価格は36万9980円。ちなみに『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』も同価格なので、こちらを選択するとお得だ。

※価格・構成については、2025年5月20日時点の情報となる。

 今回、GALLERIA XA7R-97XTの試用機をお借りできた。「外観」「軽量級~中量級ゲームベンチ」「重量級ゲームベンチ」の3回に分けて、本モデルをレビューしていきたい。まずは外観から見ていこう。

試用機の主なスペック
CPU Ryzen 7 9800X3D(4.7GHz~5.2GHz)、8コア/16スレッド
CPUクーラー ASETEK 624S M2
グラフィックス Radeon RX 9070 XT 16GB GDDR6
メモリー 32GB(16GB×2、DDR5-4800)
ストレージ 1TB SSD(M.2接続/NVMe Gen4)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース(前面) USB 3.2 Gen1×4
インターフェース(背面) USB 2.0×4、USB 3.2 Gen1×5、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI、DisplayPort×3、有線LAN端子など
電源 1000W(80PLUS PLATINUM)
サイズ/重量 およそ幅220×奥行440×高さ480mm/約14kg
OS Windows 11 Home(64bit)

重厚感あふれるガンメタリック塗装がカッコいい!

 まずはGALLERIA XA7R-97XTのケースから見てみよう。およそ幅220×奥行440×高さ480mmのATXケースで、昨今のGALLERIAを象徴するガンメタリックの塗装が施されている。フロントパネルの周囲にはRGB-LEDのライトバーが配置され、ゲーミングらしいライティングが楽しめるのもいい。

 なお、ケースについては、標準のガンメタリックに加え、「ホワイト(+5000円)」「アルミヘアライン外装(+1万円)」への変更も可能だ。自分の好きな色でゲーミングライフを満喫してみてはいかがだろうか。

ガンメタリック塗装のATXケース。フロントにはGALLERIAのトレードマークが印字されている

 注目すべきは、GALLERIAのケースのウリの1つとなる"斜め45度"のコンソールパネル。フロント上部に斜めに配置されているのがミソで、パソコンを床に置いても机に置いてもアクセスしやすくなっている。そのうえケースの奥行がやや小さいため、いかなる場所でも配置しやすいのもうれしいところだ。

フロント上部には、USB 3.2 Gen1 Type-A×4基とオーディオポート入出力端子が備わっている

しっかり冷やし、しっかり支える質実剛毅のケース内部

 それでは、GALLERIA XA7R-97XTのケース内部を見てみよう。ASRock製のB650マザーボード(試用機はLiveMixer)には、DDR5-4800規格の32GBメモリー(16GB×2)や1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)が装着されている。ケース下部にある電源ユニットは、1000Wの80PLUS PLATIUM認定品だ。最新のゲームをガッチリ遊ぶのに適した構成といえるだろう。

 フロントとリアには140mmのケースファンが1基ずつ、天面には240mmの簡易水冷クーラー「ASETEK 624S-M2」が搭載されている。左右のサイドパネルから空気を吸いこみ、天面とリアへと排気するエアフローが確保されているため、冷却性能は高めといえる。

 デフォルトの簡易水冷クーラーは非発光タイプだが、カスタマイズメニューで発光タイプの簡易水冷クーラーに切り替えられる。

 搭載されているビデオカードは、ホワイトカラーとLEDライティングが際立つASRock製のRadeon RX 9070 XT(試用機はSteel Legend)だった。2.9スロット占有タイプのGPUクーラーなど、冷却効率を高める機能が備わっている。

 重くて厚いビデオカードを支えてくれるものがほしくなるが、GALLERIAオリジナルのVGAステーがあるから安心してほしい。試用機のビデオカードは、柱に装着された2本の金具によってガッツリ挟まれてあるからだ。

分厚いビデオカードとVGAステーが目立つケース内部

ケース裏を見ると、各ケーブルはきれいにまとめられてあった

 リアインターフェースはUSB Type-AやType-C、有線LAN端子などが並んでいる。試用機のマザーボードには、ゲーミングデバイスの入力遅延を最小限に抑えてくれる「Lightning Gaming Port」があった。そのため、入力速度が問われるゲーミングキーボードやマウスは、可能な限りLightning Gaming Portに挿したほうがいいだろう。

マザーボード側とビデオカード側のリアインターフェース

 GALLERIAのケースは、重厚感のある塗装やアクセスが容易なコンソールパネル、十二分に確保されたエアフローなどが特徴的だ。長期の運用を想定した作りになっているのが最大の魅力と言っていいだろう。わかりやすくて扱いやすいケースなので、ゲーミングパソコン初心者でも安心して使いこなせるはずだ。

 外観については以上になる。次回は、軽量級~中量級のゲームタイトルを使ってパフォーマンスをチェックしていきたい。

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