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Ryzen 5とRTX 3050を採用、設定次第ではモンスターハンターワイルズも遊べる?

手が届きやすい14万円台のピラーレスゲーミングPC、フルHDなら結構快適に遊べてLEDライティングも堪能

2025年05月19日 11時00分更新

文● いちえもん 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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フルHDであればマイクラやApex Legends、FFXIV、スト6は快適!

 ここからは、LEVEL-M5A6-R75F-LAXのゲーム性能をチェックしていく。Ryzen 5 7500FとRTX 3050など、最新ではないCPUやGPU採用することで価格を抑えている本モデルは、フルHD(1920×1080ドット)でのゲームプレイに最適と予想できる。

 今回の検証で試したゲームタイトルは以下のとおり。以下の5本を動かしてLEVEL-M5A6-R75F-LAXのゲーム性能を確かめてみたい。

・マインクラフト
・Apex Legends
・ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー ベンチマーク
・ストリートファイター6 ベンチマーク
・モンスターハンターワイルズ ベンチマーク

 まずは、サンドボックスゲーム「マインクラフト」から。本作は2011年に発売されたものだが、14年経ったいまでも幅広い世代、とくに子どもの層から高い人気を得ているゲームだ。

 4月25日にマインクラフトの実写映画が公開される影響で、「マイクラブーム」が再熱するのではないかと予想している。映画を見終わったあとにLEVEL-M5A6-R75F-LAXで原作をプレイしたい人、もしくは本モデルで原作をプレイしてから映画を見たい人がいるかもしれない。そういうわけで、今回はマインクラフトを選んだというわけだ。

 マインクラフトは動作が軽いゲームなので、検証ではデフォルトの設定でフルHD、WQHD、4Kのプレイし、「CapframeX」でフレームレートを計測してみた。なお、ゲームモードは「クリエイティブモード」を選んでいる。

 検証で使用したゲーミングディスプレーは4K・144Hzに対応するモデルで、どの解像度もほぼ144Hzに張り付いていた。マインクラフトについては設定を下げる必要はなく、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーを有効活用できそうだ。なめらかな映像を維持したまま遊べることがわかった。

マインクラフトのフレームレート計測結果

 これくらいのフレームレートが出ていれば、普通にプレイするだけでなく影MODといった追加要素を楽しむこともできるだろう。

2本目は、国内のプレイヤー人口が多いバトルロイヤルシューター「Apex Legends」。本作のようなFPSはフレームレートが重要で、勝率を上げるためにゲーミングパソコンや高リフレッシュレートのゲーミングモニターを購入する人も少なくない。コンシューマー(家庭用ゲーム機)版はフレームレート上限があるからだ。

 グラフィック設定は最高、フレームレート上限を解除した状態で、「射撃訓練場」の中を一定時間動いた際のフレームレートを計測。こちらもCapframeXを使用している。フルHD、WQHD、4Kごとのフレームレート結果(平均fps、最小fps)は以下のとおりだ。

 グラフを見ると、各解像度の中ではフルHDのフレームレートが群を抜いていた。平均fpsは132fps、最小fpsは105fpsとなっていて、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーの強みをフル活用できそうだ。

 WQHDは平均86.7fpsと申し分ない一方、4Kは平均・最小ともに60fps未満と惜しい結果に。Apex Legendsに関しては、フルHDとWQHDであれば快適にプレイできるようだ。

Apex Legendsのフレームレート計測結果

 3本目は、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー」のベンチマークソフト。パソコンのゲーム性能をチェックする際に多用される名物ソフトだ。

 検証では、「最高品質」にした状態でフルHD、WQHD、4Kの解像度でベンチマークソフトを動かしてみた。なお、FSRやDLSSのアップスケーリング機能は無効にしている。その結果は以下のグラフを見てほしい。

ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー ベンチマークのスコアー

ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー ベンチマーク計測時のフレームレート

 フルHDのスコアーは「8258」で評価は「快適」。公式サイトの指標によれば、快適の評価は「グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます」だそうだ。フレームレートは60fpsにほぼ貼りついていたので、フルHDでのプレイが最適かもしれない。

 一方、WQHDの評価は「普通」、4Kは「設定変更を推奨」となっており、フルHD以上の解像度でプレイする際は設定変更が必要になる。アップスケーリングを活用すればもう少しスコアーが上がるかもしれない。

 試しに、グラフィックプリセットを「標準品質(デスクトップPC)」に下げ、DLSSをオンに、フルHDにした状態で再検証してみた。すると、スコアーは「13239」で評価は「とても快適」という好意的な結果に。グラフィック設定を調整し、アップスケーリングを適用すれば快適に遊べるだろう。

グラフィック設定を「標準設定」まで下げ、DLSSをオンにしたら「とても快適」の評価に

 4本目は、カプコンの代表作の1つとなる対戦格闘ゲーム「ストリートファイター6」。本作のベンチマークソフトで検証をしてみた。

 グラフィック設定を最高の「HIGHEST」、フレームレート上限を120fps、垂直同期(Vsync)をオフにし、フルHD、WQHD、4Kを計測。その結果は以下の画像のとおりだ。

フルHDでの計測結果

WQHDでの計測結果

4Kでの計測結果

 これまでの計測データと同じく、ストリートファイター6もフルHDが強かった。フルHDのスコアーは100点満点で、評価は「快適にプレイできます」だ。対戦モードは60fpsにほぼ貼りつき、「BATTLE HUB」と「WORLD TOUR」は60fps以上で動いていた。

 本作の対戦モードは60fps固定なので、評価の決め手は「60fpsをキープできるかどうか」だ。フルHDについては合格だが、60fps未満のWQHDと4Kは残念ながら不合格と言わざるを得ない。WQHDと4Kで快適に遊ぶには、グラフィック設定を下げなければならないようだ。

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