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10万円台前半なのにこの性能!

モンハンワイルズも遊べる! コスパ重視のゲーミングノート選びならGIGABYTEのGAMING A16が狙い目

文●宮里圭介 編集●北村/ASCII

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定番ベンチマークソフトでゲーミング性能チェック

 ここからは、気になるゲーミング性能について見ていこう。定番のベンチマークとして、3Dグラフィックス性能をチェックできる「3DMark」。軽量級のゲームベンチとしては、今もアップデートが続き、多くのプレーヤーを魅了しているMMORPGの「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FF14ベンチ)。重量級としては、美しいグラフィックが人気のアクションRPG「黒神話:悟空」のベンチマークツール。もうひとつ重量級として、ハンティングアクションの人気シリーズ「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークツールを試してみた。

 まずは3DMarkの結果から見ていこう。多くのテストが用意されているが、DirectX 12 Ultimateに対応し、レイトレーシングなどが多用されている「Speed Way」の結果がこれだ。

3DMarkから、「Speed Way」の結果

 このテストが重たいものということもあって、スコアは1992とそこまで高くない。しかし、同クラス構成との比較でも平均を上回っており、エントリークラスのゲーミングPCとしては十分満足いく結果だ。

 これ以外のテストも試しているのでスコアをまとめておこう。自分のPCとの比較などで役立ててほしい。

3DMarkの主なテスト結果まとめ

 FF14ベンチは軽量級ということもあり、画質をプリセットの「最高品質」に設定。解像度はフルHD(1920×1080ドット)、フルスクリーン表示で試してみよう。

FF14ベンチの結果。スコア13260と健闘している

 結果は見ての通りで、スコアが13260、評価が「とても快適」というものになった。レポート出力機能で詳細を見ても、平均フレームレートが96.6fps、最低フレームレートが47fpsと、MMORPGを問題なくプレーできる30fpsを上回っている。

 ただし、重たいシーンでの若干のカクツキや、60fpsに届かない滑らかさに欠ける動きは気になる人もいるだろう。

 そこで、画質をほとんど落とさずにフレームレートを上げられる、DLSSを使ってみよう。これは超解像技術を使用するもので、実際よりも低い解像度で描画したのち、高解像度処理を施すというもの。これにより、画質の劣化が少ないまま、より高いフレームレートでの描画が可能になる。

 FF14ベンチにはこの設定が用意されており、使い方は簡単。「グラフィックスアップスケールタイプ」で「NVIDIA DLSS」を選ぶだけだ。

設定変更画面からDLSSを有効化

 なお、「適用するフレームレートのしきい値」の設定は、「常に適用」を選んだ。その結果がこちらだ。

スコアが18608へと大きくアップした

 スコアは18608とアップし、評価も「非常に快適」に変化。フレームレートは、平均137.4fps、最低63fpsに上昇しており、これならほとんどのシーンでカクツキを気にすることなく快適にプレーできるだろう。

 次は、「黒神話:悟空 ベンチマークツール」を試してみよう。こちらは重量級となるため、安易に高画質設定にしてしまうとフレームレートが下がってしまう。そこで、プリセットから画質レベルに「中」を選択。フルレイトレーシングをオンにし、こちらも画質は「中」とした。さらにDLSSをサンプリング解像度「60」で使用した。

 なお、解像度はディスプレーに合わせ、1920×1200ドットとしている。

「黒神話:悟空 ベンチマークツール」の結果

 フレームレートは、平均で83fps、95パーセンタイルで75fpsと、快適に遊べる60fpsをクリア。この設定であれば、不満なくプレーできるだろう。

 もうひとつの重量級ゲームとなる「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークも試してみよう。こちらも高画質設定は厳しいため、グラフィックプリセットで「中」を選択。フレーム生成は「ON」、レイトレーシングは「中」とした。

モンスターハンターワイルズベンチマークの設定。プリセットで中にしている

スコアは14781、フレームレートは平均86.41だ

 結果は、平均フレームレートで86.41fps。このくらいのフレームレートが出てくれれば安心だ。もっとフレームレートを上げたければ、レイトレーシングをオフにする方がいいだろう。

 重量級のゲームを高画質で遊ぶには、若干性能が足りない。しかし、画質を少し落としたり、DLSSを併用するといった工夫をすることで、フルHDや1920×1200ドットの高解像度でも十分遊べるレベルになるということがわかった。

ゲーム機としてはもちろん、高性能な趣味や仕事用PCとしても使える!

 ゲーミングPCを選ぶとなると、どうしても高性能なモデルが欲しくなってくる。しかし、重要なのはスペックの高いPCを手に入れることではなく、遊びたいゲームが満足できる画質でプレーできる環境を手に入れることだ。

 多少画質を落とす必要があるとはいえ、フルHDで多くのゲームを快適にプレーできるだけの実力がある「GIGABYTE GAMING A16 GA6H」は、こういった目的重視で選びたい人にぴったりといえるだろう。何より、PCゲームで遊びたいけど高価なゲーミングPCには手が出せない、と考えている人にとって、実売14万円前後という価格がうれしい。

 なお、ゲーミングノートPCといってもゲーム専用機とは違い、基本的に高性能Windows PCとして利用できる。モバイルノートPCでは届かないほどの性能があるだけに、趣味や仕事で使えるパワフルなノートPCを探しているという人にもオススメできる1台だ。

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