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10万円台前半なのにこの性能!

モンハンワイルズも遊べる! コスパ重視のゲーミングノート選びならGIGABYTEのGAMING A16が狙い目

文●宮里圭介 編集●北村/ASCII

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 話題のゲームをプレーするだけなら、専用機でも十分だろう。しかし、AAAタイトルからインディーズまで、国内外や新旧問わずさまざまなゲームが楽しめるのがPCゲームの強みだ。

 定番のSteamはもちろん、Epic Games Store、Origin、Ubisoft Store、DMM GAMESなど、ゲーム購入のプラットフォームが数多くあり、自分好みのゲームを見つけやすいというのも魅力になっている。

 そんなPCゲームだが、PCがあればどんなゲームも遊べる……というわけではない。とくに、美しいグラフィックが魅力のアクション、わずかな遅延が勝敗に影響するFPSといったジャンルでは、高い3Dグラフィックス性能が要求される。ゲームのシステム要件を見るとわかるが、CPU内蔵のグラフィック機能では動かず、ミドルクラス以上のGPU搭載が推奨されていることも珍しくない。

話題の「Clair Obscur: Expedition 33」のシステム要件を見ると、推奨環境で「GeForce RTX 3060 Ti」などと書かれていた

 つまり、PCゲームを快適に遊びたければ、高い3Dグラフィックス性能をもつゲーミングPCを手に入れるというのが近道だ。

 ただし、最新のCPUやGPUを搭載し、アッパーミドル~ハイエンドクラスのPCを手に入れようとすれば、30万円を余裕で超えてしまうだろう。さらに、高解像度の高リフレッシュレートディスプレーまで用意しようとすれば、合計金額が40万円超になることもザラだ。

 もちろん、金額に見合った価値があるのは間違いないので、予算に余裕があるなら選んでおいて損はない。しかし、それならゲーム専用機のほうが断然安いし、そっちでいいやとなるのも理解できる。

 そこで狙い目となるのが、数世代前のCPUやGPUを搭載したコスパ重視のゲーミングPCを選ぶことだ。最新モデルには届かないとはいえ、それに迫る性能を持ちながら、価格が大きく下がるのがいいところ。さらに、解像度をフルHD(1920×1080ドット)と想定すれば、エントリークラスの構成でも十分快適なプレイが可能となる。

 とくにオススメは、ゲーミングノートPCだ。デスクトップPCと比べると性能は下がってしまうものの、高リフレッシュレートの画面を搭載しているため、別途ディスプレーの用意は不要。しかも省スペースで移動も楽なので、大画面でプレーしたいときはリビングのテレビにつないで遊ぶ、といったことができるのも魅力となる。

 こういったゲーミングノートPCはいくつかあるが、その1つが今回紹介する「GIGABYTE GAMING A16 GA6H」(GAMING A16 CMHI2JP894SH)だ。CPUにIntel Core i7-13620H(10コア/16スレッド)、dGPUにNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop(6GB GDDR6)を搭載しながら、実売14万円前後という手頃な価格となっているのがうれしい。このPCについて、詳しくレビューしていこう。

GIGABYTE GAMING A16 GA6H

スペック表
型番 CMHI2JP894SH
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i7-13620H
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU 6GB GDDR6
ディスプレー 16.0型 165Hz 3ms 1920x1200 超狭額縁ベゼル
WUXGA ノングレア300nits(非光沢)
メモリー 16GB×1
1スロット使用 (空きスロット:1) 最大64GB
ストレージ 1TB M.2 PCIe Gen4 SSD(PCIe Gen4x4)
空きスロット:1/PCIe Gen4x4
インターフェース 1 x Type-C USB3.2 Gen1 support DisplayPort 1.4 &PD 3.0充電 in 100W
2 x Type-A support USB3.2 Gen1
1 x HDMI 2.1 TMDS
1 x Type-A support USB2.0
1 x 3.5mm Audio Jack support mic / headphone combo
1 x RJ-45
ネットワーク WIFI 6E (802.11ax 2x2)
LAN: 1G
Bluetooth v5.2
バッテリー リチウクポリマー76Wh
寸法 358.3×262.5×19.45~22.99 mm
重量 本体のみ2.2kg
実売価格 13万9800円

必要十分なスペックに加え
165HzのフルHD液晶を標準装備

 CPUのCore i7-13620Hは、第13世代インテルCoreプロセッサー。この後、第14世代、Core Ultraシリーズ1、そして最新のCore Ultraシリーズ2と続くため、3世代前のCPUとなる。ただし、第13世代の登場は2022年9月で、3世代前とはいえそこまで古くない。また、Core i7-13620H自体は2023年1月登場とさらに新しく、まだまだ現役で使われているCPUだ。

 このCPUは性能重視のPerformance Coreが6つ、電力効率重視のEfficient Coreが4つという、10コア/16スレッド構成。さらに、最大動作クロックが4.9GHzと高いこともあり、最新世代と並べても見劣りしないだけの実力が期待できる。

「CPU-Z」を使い、Core i7-13620Hの詳細をチェック

 一方、ゲーミング性能で重要となるdGPUのGeForce RTX 4050 Laptopは、アーキテクチャーに2022年9月に発表されたAda Lovelaceを採用。1世代前のモデルとなる。

 GeForce RTX 4050 Laptopは、シリーズ内では一番下のエントリー向けとはいえ、レイトレーシングなどが利用可能なDirectX 12 Ultimateをサポートするほか、超解像化やフレーム生成などが可能なDLSS 3に対応。メモリーはGDDR6を6GB搭載しており、フルHDでのゲーミング性能に期待できる実力を持っている。

「CPU-Z」を使い、Core i7-13620Hの詳細をチェック

 PC性能で気になるメインメモリーは、16GB×1枚(DDR5-5600)。空きスロットが1つあるため、メモリーの増量が可能なのがうれしい。最近は16GBでも心もとないことが多いので、できれば16GBを追加し、合計32GBにしておくと安心だ。

 なお、PC本体は64GBまで対応。既存の16GBを外す必要があるが、32GB×2枚構成とすることで最大容量を搭載できる。

メモリーは標準で16GB(DDR5-5600)を搭載。スロットは2つある

 SSDはM.2の1TBモデル(PCIe Gen4×4)を搭載。「CrystalDiskMark」で速度を見てみると、シーケンシャルアクセスでリード7000MB/s以上、ライト6000MB/s以上と高速だった。これだけ速く、大容量であれば、大型タイトルを複数入れてプレーしたい、という場合でも、速度や容量不足に悩まされることはないだろう。

「CrystalDiskMark」でSSDの速度をチェック

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