10万円台前半なのにこの性能!
モンハンワイルズも遊べる! コスパ重視のゲーミングノート選びならGIGABYTEのGAMING A16が狙い目
165Hzの高リフレッシュレート液晶と
クリック感が強めのキーボードが秀逸
ゲームをプレーする上でうれしいのが、搭載されている液晶ディスプレーのリフレッシュレートが165Hzと高いことだ。
リフレッシュレートは、画面を描画する速度のこと。165Hzであれば、1秒間に165回新しい表示に更新されるという意味になる。一般的なPC用ディスプレーでは60Hzとなっているので、165Hzというのはその2倍以上だ。リフレッシュレートが高いことのメリットは、表示される動きが滑らかになること。また、フレームを飛ばさず表示できるようになるため、わずかな変化をより早く気づけるようになる。つまり、FPSなどのゲームが有利にすすめられるようになるのだ。
画面サイズは16型と、ノートPCとしては大き目。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)となるため画質面でも問題なく、ゲームはもちろん、映像作品なども楽しめる。
使い勝手の面でいうと、キーボードが秀逸。クリック感が強めで、しっかりと押した感触が心地いい。カーソルキーが小さめだが、それ以外のキーは詰め込まれ感がなく、しっかりとサイズを確保。そのためタッチタイプでも誤押しが少なく、気持ちよく打鍵することができた。
また、タッチパッドが大きく、操作しやすいのもいいところ。手のひらは反応せずキャンセルされるので、キー入力中にポインターが動いてしまう、といったことが少ない。ちなみに、手のひらを載せたままでも、空いている部分でポインター操作が可能。勝手にピンチ操作になったり、スクロールしたりといった誤作動が少なく快適だ。
インターフェースはそこまで多いわけではないが、3×USB 3.2 Gen1(うち、1つがType-C)、USB2.0、HDMI、有線LAN(1Gbps)、ヘッドセット端子を装備。USB Type-CはPD3.0充電にも対応しており、最大100Wで充電できる。ゲーミングノートPCは消費電力が大きく、PD充電に対応していないモデルが多いだけに、汎用の充電器でも充電できるというのはうれしいポイントだ。
スピーカーは底面手前に内蔵されており、ヘッドホンなしでも音を再生可能。ただし、この内蔵スピーカーは小径で、高音や低音は得意ではないのか、ややくぐもった音となってしまっていた。
とはいえ、Dolby Atmosのおかげもあって、音の広がりはかなり感じられるのがいいところ。純粋な音楽鑑賞目的だと物足りなく感じてしまうが、映画や動画鑑賞などは十分楽しめるだろう。
なお、ゲームのように負荷の高いソフトを使う場合は、冷却ファンがかなりの音となるため、スピーカーで音楽再生は厳しい。ゲームは素直にヘッドホンなどを使って楽しむのがよさそうだ。
本体重量は約2.2kg、サイズは358.3(W)×262.5(D)×22.99(H)mmと、普段から持ち歩くモバイル用途には向いていない。とはいえ、片手で苦も無く持てるので、家の中で移動するくらいは楽に行なえる。
なお、冷却は底面吸気となるため、底面を塞いでしまわないよう注意。具体的には、膝の上に載せて使うとか、ソファーやカーペットの上に直置きして使うといったことは避けるといいだろう。







