親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第319回
使う場合は信頼できる人を選んで
オフ推奨! Instagram「位置情報共有」機能の設定変更方法を画面付きで紹介
2025年04月22日 09時30分更新
フォロワーと位置情報を共有
Instagramで、自分の位置情報をマップで共有する機能が提供された。ユーザーの間では、「フォロワーに勝手に共有されてしまうのでは」という不安が広がっているようだ。この機能の詳細とオフにする方法についてご紹介したい。
この機能をオンにしておくと、フォロワーに対して最後に投稿などをした位置情報を共有できる仕組みとなっている。つまりこれを使えば、外出中の待ち合わせや混雑した場所での合流などが容易になるのだ。家族や友人など信頼できる友達同士で利用すれば、便利に使える機能というわけだ。
位置情報を共有したい相手を選ぼう
位置情報共有機能を設定する方法は、以下の通り。InstagramのDM画面を開き、受信ボックス上部に表示されている「地図」アイコンをタップ。するとマップ画面が開き、位置情報共有の概要が表示されるので、「次へ」をタップ。
位置情報を共有する相手を、「共通のフォロワー」「親しい友達」「特定のアカウント」「次のアカウントに表示しない」から選び、「シェア」をタップで共有完了だ。共有したくない場合は、「後で」をタップしよう。
位置情報の共有に関する変更は、同様にマップ画面を開き、自分のアイコンをタップして、選択し直そう。このとき「非表示モード」を選ぶと、自分の場所をマップ上のすべての人から非表示にできる。「3時間」「24時間」「再びオンにするまで」のどれかを選び、「更新」をタップしよう。共有したいときはオン、共有したくないときはオフにしてほしい。
地図上の「+」マークをタップするとDMで位置情報を共有できる画面となる。ノートに情報を記入し、共有する友人を選び、「次へ」をタップして共有しよう。
通常はオフ推奨! 信頼できる人を選んで
Instagramは匿名性が高く、複数のアカウントを利用している人も多いアプリだ。フォロワーと信頼できる知り合い同士などでない場合、位置情報の共有はするべきではない。信頼できる相手を選んで共有したり、場所によってオンオフを切り分けたりするといいのではないだろうか。
なお、不安に感じた人も多かったようだが、デフォルトでは位置情報はオフになっている。勝手に位置情報が共有されることはないので、安心してほしい。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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