このページの本文へ

アカウントとクレカ情報を盗もうとするフィッシング詐欺

春はニセLINEからの乗っ取りメールに要注意

2025年04月25日 18時00分更新

文● せきゅラボ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アカウントを乗っ取られてしまうと、登録済の友だちにまで詐欺被害がおよぶ可能性も!

LINE乗っ取りメールが飛び交う

 フィッシング対策協議会は2025年4月、「LINE」を騙るフィッシングの報告を受けたと発表しました。

 これは、「セキュリティ上の理由によりアカウントの再設定が必要」などと偽ってニセのWebサイトに誘導し、LINEのアカウント情報およびクレジットカード番号情報を入力させてそのまま盗み取る、というもの。

 すでにインフラと化したサービスであり、文面には、「48時間以内に認証を完了しない場合、アカウントの利用が停止される可能性があります」と記されています。「大切なメッセージや写真のやり取りが消えてしまう!」と慌てた人も少なくないでしょう。

メールの件名
【重要】LINEアカウントの再認証が必要です
【重要】LINEアカウントの乗っ取りにご注意ください
LINEアカウントに異常なアクセスが検出されました(メール番号:CF-YE-XXXXXXXXXXX)

サイトのURL
https://●●●●.translate.goog/●●●●.line.me/?●●●●
https://nvjd●●●●.com/line/
https://line.kids●●●●.com/●●●●.line.me/am_●●●●/
https://line.karu●●●●.org/●●●●.line.me/am_●●●●/
https://rakuten-●●●●.shop/

※上記以外の件名、ドメイン名、URLも確認されています。
※URLにパスやパラメーターが付いていることがあります。
※「●●●●」部分は伏字化しており、実際のURLとは異なります。

 新年度は友だちを追加する機会が増えたり、お子さんがスマホデビューに伴って新たに使い始めたりと、SNS周りの環境が一時的に騒がしくなります。いきおいLINEから届くメールも増えるため、フィッシング詐欺にはちょうど良い季節なのです。

 LINEは、端末引き継ぎ以外で登録情報(電話番号・メールアドレス・パスワード)の入力が必要になることはありません。再認証云々などのメールはすべてニセモノです。登録情報を入力させようとするメールは無視・削除しましょう。

 すでにLINEからの注意喚起も発表されていますので、この機会に再確認すべきです。

LINEを装ったフィッシングメールの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

LINEを装ったフィッシングサイトの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

 フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告すると良いでしょう。

カテゴリートップへ