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自律型AIエージェント「Agentforce for Sales」

1会話あたり240円。「24時間勝手に働いてくれる営業アシスタント」日本語版が登場──セールスフォース

2025年04月07日 10時00分更新

文● 貝塚/TECH.ASCII.jp

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セールスフォース・ジャパンは、自律型AIエージェント「Agentforce for Sales」の日本語版の提供を開始

「無制限のデジタル営業部隊」が月数千円レベルから実現可能に

 セールスフォース・ジャパンは、自律型AIエージェント「Agentforce for Sales」の日本語版提供を4月3日に開始した。

 煩雑な手作業に追われがちな営業活動。同社の調べによれば、国内の営業担当者が純粋な営業活動に費やせる時間は、週平均で32%にとどまるという。

 そのボトルネックを、AIが“追加人件費ゼロ”で解消するというのが、本製品の魅力だ。同製品はリードの追跡、商談管理、問い合わせ対応までを24時間365日自律的にこなし、まるで“常時稼働する営業アシスタント”のように振る舞う。

数百円から始める「AI営業革命」

 Agentforce for Salesは、既存のEnterprise Edition、Unlimited Edition、Performance Edition、Einstein 1 Editionにアドオンライセンスを付与する形式で使用する。

 料金体系は「1会話240円から」という従量課金型。例えば、1営業担当者が月10件の初期対応をAIに任せた場合、2400円の投資で“時間と人的余裕”を確保できる計算だ。価格にはボリュームディスカウントが適用され、規模が大きいほどコストパフォーマンスは高まる。

 今後は営業コーチング機能も日本語対応予定。営業スキル向上を担うAIコーチが、ロールプレイや反論処理を通じて、担当者の成約率を高めようとするもので、こちらも1会話240円からの同価格帯で提供される予定だ。

 人的リソース不足が続く中、「1会話240円で稼働するAI営業アシスタント」は、成果を最大化する“戦力”として注目される。Agentforce for Salesは、限られた人員で成果を最大化したい企業にとって、次の一手となるかもしれない。

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