MSI製のパーツで揃えた構成にも注目
ゲーミングPCでは性能・価格とも最強の最適解の1つ! RTX 5070 TiとRyzen X3Dで快適に遊ぼう
4Kゲーミングにも余裕で対応。DLSS 4のMFGもスゴい!
ではいよいよ、ゲーム系ベンチマークや実際のゲームタイトルを用いてFRGHLMB650/WSASのゲーミング性能を実際に確かめていこう。
今回用意したゲームタイトルは次の5つ。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」: 定番MMO RPGベンチマーク。動作は軽量級。
「Apex Legends」:軽~中量級の定番FPSタイトル。
「Call of Duty: Black Ops 6」(以下、CoD:BO6):人気FPSの最新タイトル。グラフィックスにも定評あるが、レイトレーシングなどの重たい処理は取り入れておらず動作は中量級。フレーム生成には対応。
「Monster Hunter Wilds ベンチマーク」(以下、MHワイルズベンチ):大人気ハンティングアクションゲーム最新作のベンチマークソフト。レイトレーシングやフレーム生成など最新のグラフィックス技術を導入している。動作は重量級。
「サイバーパンク 2077」: 発売後も積極的に最新グラフィックス技術を取り入れ続け、先日最新のDLSS 4にも対応した。動作は超重量級。
いずれのタイトルもグラフィックスオプションは最高画質となるプリセットを選択。解像度は1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)の3パターンを計測している。
また、Apex Legendsではフレームレートの計測に「CapFrameX」というアプリを使用。平均フレームレートの他にデータ全体を100分割して最小値から1%の数値を「min(1%)」とし、これを最小フレームレートの代わりに記載している。
1本目のファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークの結果を見ていこう。画質設定はプリセットに「最高品質」を選択し、FSRやDLSSのアップスケール機能はすべて無効になるよう設定している。
フルHD、WQHDともに“非常に快適”の評価が取れるスコアー15000を大きくクリアー。4Kはあと1歩というところだった。そんな4Kでも平均フレームレート約100fps、最小フレームレートも60fps以上をキープできていたので、4Kで問題なくプレイできるはずだ。
2本目はApex Legends。グラフィック設定でアンチエイリアスを「TSAA」とし、すべてのオプションを最高の状態とした「最高設定」を用意した。射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙が無くなるまで待機。という一連の動きに対してのフレームレートを計測している。
Apex Legendsはゲーム内の最高フレームレートが300fpsで頭打ちとなる仕様だが、フルHDとWQHDで平均299.8fpsを記録。これはほぼ常に300fpsの頭打ちに到達していたということを意味する。4Kでもmin(1%)が178fpsと、一般的な4Kゲーミングディスプレーのリフレッシュレート120Hzや144Hzを大きく上回る結果が出た。4K解像度でも十二分に“戦える”パフォーマンスを提供してくれるはずだ。
3本目はCoD:BO6。画質設定はクオリティのプリセットから「極限」を選択し、アップスケーラーとしてDLSSの「クオリティ」を指定。DLSSのフレーム生成(DLSS FG)も有効にした状態としている。ゲームに付属するベンチマークモードを使用しフレームレートの計測を行ない、ベンチマーク結果から平均フレームレートと下位1%の数値を抜粋。
フルHDで平均263fps、WQHDで平均198fpsを記録。リフレッシュレート240Hzや165Hzなどのゲーミングディスプレーと相性抜群な結果が得られた。
4Kでは平均こそ100fpsを超えるものの下位1%が60fpsを割り込んでいるので、時折カクつくと感じることがあるかもしれない。ただ、少し設定を煮詰めるだけで4Kも十分快適にプレイできるようになるはずだ。
4本目はMHワイルズベンチ。ベンチマーク結果のスコアーと平均フレームレートをグラフにしている。グラフィックプリセットは「ウルトラ」を選択し、レイトレーシングは「高」とする最高画質設定をセットしている。その他、DLSSは「クオリティ」でフレーム生成も「ON」とした。
スコアーはフルHDが3万越え、WQHDが2万越えでいずれも“非常に快適にプレイできます”の評価が得られた。4Kは一歩及ばずだったが“快適にプレイできます”でプレイ自体に問題はなさそうだ。
実際、平均フレームレートを見ても4Kは100fpsを超えており、これならば60fpsを割り込んでカクつきを感じることもそうそうないだろうと予想される。
ラストはサイバーパンク 2077。先日のアップデートでDLSS 4のMFG(マルチフレーム生成)に対応し、最新グラフィックスのベンチマークとしてまだまだ存在感の大きいゲームタイトルだ。
画質設定はクイックプリセットから「レイトレーシング:オーバードライブ」を選択。パストレーシングも使用する一番高画質かつ一番重たいプリセットになる。DLSSのフレーム生成もMFG(x4)で有効にしている。ゲーム内ベンチマークのフレームレート計測結果は次の通り。
フルHDで平均300fps越えというトンでもない結果を出しているほか、4Kでも最小フレームレートが約144fpsをキープできており、4Kゲーミングディスプレーを余すところなく活用できるパフォーマンスを出せている。ベンチマーク中の画面を見ていても画像の破綻などは感じられず、DLSS MFGの威力を見せつけられた格好だ。
遅延的には従来のDLSS FGとほぼ変わらずにこの結果が得られるというのだから、DLSS MFGはぜひ積極的に使っていきたい。
期待以上のパフォーマンス。MSI製で揃える統一感も素晴らしい
以上の検証結果から、FRGHLMB650/WSASのパフォーマンスは4Kゲーミングも十分快適に遊べる期待通りのものだった。
加えて、RTX 5070 Tiが対応するDLSS MFGも加味すると期待以上の結果が得られたといっても過言ではない。フレームレートは60fpsと120fpsの違いが最もわかりやすいといわれているように、4Kでのフレームレートが70fpsから一気に2倍の150fpsへ伸びるのはインパクトがある。ゲームによる得手不得手もあるだろうが、今後は必須の機能となっていくのだろう。
そしてFRGHLMB650/WSASのもう一つの特徴ともいえる、MSI製で揃えられたPCパーツについては、やはり筐体内に同じメーカーロゴが並んでいる統一感の高さがいい。多様なPCパーツを組み合わせられるのがパソコンの醍醐味ではあるものの、見た目やプレミアム感を重視するならばメーカー統一はオススメの手法だ。MSIが好きならば尚更であろう。
最高峰のゲーミング性能とともに、プレミアム感の得られるゲーミングパソコンを探している人には、ぜひオススメしたい1台だ。
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