MSI製のパーツで揃えた構成にも注目
ゲーミングPCでは性能・価格とも最強の最適解の1つ! RTX 5070 TiとRyzen X3Dで快適に遊ぼう
基礎ベンチマークからもFRGHLMB650/WSASの高パフォーマンスさが伺えた
FRGHLMB650/WSASの搭載するCPU、Ryzen 7 9800X3Dはゲーミング向け最強と名高いCPUだ。
一方ビデオカードのRTX 5070 TiはNVIDIAの最新世代RTX 50シリーズのGPUだ。RTX 50シリーズはAI機能が強化され、ゲーミング関連ではDLSS 4などAIを活用したパフォーマンスアップに注力したGPUといわれている。ビデオメモリーはGDDR7 16GBを搭載し、4Kゲーミングへの対応も期待大といえる。
RTX50シリーズのアッパーミドルに位置付けられるモデルだが、上位モデル「GeForce RTX 5080/5090」の現時点における価格や入手性を鑑みると、RTX 5070 Tiが一般PCゲーマー向けの最上位に位置するといっても過言ではないかもしれない。
システムメモリーは先でも少し触れているが32GB(DDR5 16GB×2)を搭載している。ゲーミング用途としては必要十分な容量といえるだろう。
この理想的ともいえるゲーミング構成がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、とても楽しみだ。
ではさっそく、基本的なベンチマークを用いてFRGHLMB650/WSASの基礎パフォーマンスを確認していこう。
まずは3DCGのレンダリングを通じてCPUのマルチスレッド/シングルスレッド性能を計測する定番の「CINEBENCH 2024」から。
結果はマルチスコアー1306pts、シングルスコアー132pts。シングルコアでかなり高い数値を記録しているのは注目すべき点だ。
また、CPU自体の発熱の低さもあるのだろうが、水冷CPUクーラーを含めた全体の冷却性能が優秀で、ベンチマーク中のCPU温度は最高でも約70度までしか上昇しなかった(室温22度)。
CINEBENCHのようなCPUベンチマークを回すとCPUクーラーのファンも回転数が上がり始めるのだが、この冷却性能であれば回転数設定を少し落として静音運用しても問題なさそうに感じられた。
次に、3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク「3DMark」(Ver.2.31.8385)をチェックした。
フルHDベンチマークのFire Strikeがスコアー50000を大きく超えている点にまず目が止まる。一方で手元にあるデータから比較対象になり得るRyzen 7 9800X3D&RTX 4070 Ti SUPERのスコアーを調べてみると、特に重量級4KベンチマークのSteel Nomadで、約37%アップという大きなスコアー上昇を確認できた。
ほかのベンチマーク項目では10~20%ほどの上昇幅だったので大きな違いといえるだろう。ビデオメモリーのGDDR7化による恩恵が大きく出ているのかもしれない。RTX 5070 Tiの4Kゲーミング性能には期待ができそうだ。
次は、基礎ベンチマークのラストとして、ストレージの転送速度を「CrysrtalDiskMark 8.0.4」で計測した。試用機にはCrucialの「P3 Plus 1TB M.2 NVMe」が搭載されていた。PCI Express Gen4接続で容量1TBのM.2 NVMe SSDだ。
結果はシーケンシャルリード5206MB/s、シーケンシャルライト4721MB/s。PCI Express Gen4接続M.2 NVMe SSDとしては標準的なスピードといえるだろう。
1TBという容量もゲーミング用途に限れば当面不足を感じないはず。ただFRGHLMB650/WSASには空きのM.2スロットが1基しか残っていないため、次回のストレージ増設は計画的に考える必要があるだろう。もしくはPCI Express拡張スロットをM.2スロット化する変換カードという解決方法があることもしっておきたい。
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