親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第316回
制限時間が来ると通知が届く
TikTokの利用時間を制限する方法! 休憩時間や就寝時刻のリマインダーも可能
2025年04月01日 09時30分更新
1日の視聴時間を設定しよう
TikTokなどのショート動画は中毒性が高く、一日何時間も使用している若者も多い。Instagramに続いて、TikTokの利用時間を制限する方法も試してみよう。
右下の「プロフィール」をタップしてプロフィール画面を表示した後、右上の三本線をタップし、次に「設定とプライバシー」をタップ。そして「視聴時間」をタップすると、視聴時間を制限するための設定画面となる。
「1日の視聴時間」を設定することで、その時間に達したら通知が届くようになる。視聴をやめるきっかけにできるだろう。設定方法はまず「1日の視聴時間」→画面下部の「1日の視聴時間を編集」をタップしよう。
毎日同じ制限を設定する場合は、「時間」欄をタップし、「40分」「1時間」「1時間30分」「2時間」から選ぼう。あるいは「カスタム時間」をタップし、任意期の上限時間を設定して「完了」をタップすればOK。
『週末には長くしたい!』など、日によってカスタマイズしたい場合は、「1日あたりの制限をカスタム設定する」をタップして、曜日ごとに時間を設定しよう。
選び終わったら、「次へ」をタップで設定完了だ。
なお、「1日の視聴時間」の「毎日○時間」をオフにすることで、通知をオフにできる。
休憩時間、就寝時間をリマインダーしよう
視聴が一定時間を超えた場合、休憩を促すリマインダーを設定できる。視聴時間制限の設定画面から「視聴の休憩」をタップ。10分、20分、30分から選ぶと、その時間に設定できる。違う時間に設定したい場合は、「カスタム時間」をタップし、時間を選んで「完了」をタップで設定完了だ。
就寝時刻のリマインダーも可能だ。同じく視聴時間制限の設定画面から「就寝時刻リマインダー」をタップ。「就寝時刻を編集」をタップし、就寝時刻を設定して「完了」をタップしよう。
就寝時刻になるとリマインダーが表示されるほか、就寝時刻から7時間はプッシュ通知がミュートされ、睡眠を妨げられなくなる。また、「午後○時」をオフにすると、就寝時刻リマインダーをオフにできる。
なお、視聴時間制限の設定画面で今週のTikTok利用状況を振り返ることができる。「視聴時間」から合計視聴時間を、「TikTok起動回数」からはTikTokを開いた回数がわかる。
長く視聴し過ぎると、ほかのやりたいことや、やるべきことができなくなってしまうので、ご紹介した設定を活用してうまくコントロールしていただければ幸いだ。ただし、Instagramの回と同様、あくまでリマインダーであり強制力はないため、自力で長時間視聴がやめられない場合は、ペアレンタルコントロール機能などでの制限も検討するといいだろう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

この連載の記事
-
第350回
デジタル
JKの6割はチャッピー(ChatGPT)に恋愛相談経験あり -
第349回
デジタル
あなたの投稿も使われる! Grokの学習を拒否する設定方法教えます -
第348回
デジタル
生成AIのファクトチェックは5割強!? 「AIはアシスタントで自分はその●●」と考えて利用すべし -
第347回
デジタル
依存にならないスマホ制限方法を紹介! でも必ず抜け道があるので「子どものやる気」が必須 -
第346回
デジタル
LINEリニューアルの変更点を徹底紹介! 「LINE VOOM」が「ショッピング」に!? -
第345回
デジタル
すでにテレビCMは1割! 大学生・大学院生はSNSとYouTubeで広告を見ている -
第344回
デジタル
情報収集のX、暇つぶしのTikTok、有名人・知人の動向はインスタ -
第343回
デジタル
スマホ故障に備えてLINEのトーク履歴を自動バックアップする設定を覚えよう -
第342回
デジタル
動画系SNSは新聞より陰謀論にはまりやすくなる傾向あり -
第341回
デジタル
すでに5人に1人が生成AIで検索中! 10代ではChatGPTがYahoo!より使われている -
第340回
デジタル
LINEで過去のトークを簡単に検索する方法を画面付きで紹介 - この連載の一覧へ














