Tokyo Gendai、アートフェアの新たな一歩を発表 2025年開催プログラムの詳細が明らかに
東京の国際アートフェア、Tokyo Gendaiが9月12日から14日にパシフィコ横浜で開催されることが決定した。
Tokyo Gendaiは、2025年に新進アーティストを支援する「Hana Artist Award」を創設する。このアワードは「Hana ‘Flower’」セクターに参加する優れたアーティストに贈られ、世界中のキュレーターによって選出される。受賞者には約150万円(10,000USドル)の賞金が授与され、授賞式は9月13日に行われる予定だ。
同フェアでは「Tsubomi ‘Flower Bud’」という特別展示を開催し、日本の伝統工芸技術を用いる女性アーティストに注目している。陶芸作品を手掛ける中井波花やガラス作品で知られる三嶋りつ惠といったアーティストの作品が展示され、工芸が現代アートシーンに与える影響を探る絶好の機会となっている。
加えて、今年初開催となる「キュレーターシンポジウム」では、国内外のキュレーターがアートシーンの現状や未来について議論を深める。多様なテーマを持つこのシンポジウムは、日本と国際的なアートシーンをつなぐ新たな対話を創出し、文化間の交流を促進する場としての重要な役割を果たす。