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伝統へのリスペクトとイノベーションの両立の秘訣とは?特許庁広報誌「とっきょ」Vol.64 今回のテーマは「知財活用で描く伝統産業の未来」。

2025年03月10日 10時00分更新

文● ASCII

提供: 特許庁

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 特許庁は最新の知財トピックをわかりやすく紹介する広報誌「とっきょ」の最新号Vol.64の配布を開始した。

 特集は「知財活用で描く伝統産業の未来」。伝統産業の衰退が社会課題となっている中、特許権や意匠権、商標権といった知財を活用した、伝統産業の世界に新たな風を吹き込む動きを紹介。信楽焼で「光る洗面器」を開発した艸方窯と信楽窯業技術試験場の事例に着目。両者は「光を通さない」のが当たり前だった陶器の常識を覆す特許技術「信楽透器」を活用し、幾多の失敗を乗り越えて製品開発にこぎつけた。知的財産が信楽焼の可能性を引き出して、伝統産業の未来につながるストーリーに迫る。

 ほか、漆のポテンシャルを引き出す特許技術を共同開発した佐藤喜代松商店と京都市産業技術研究所の事例も取材。知財を活用した連携や、新規顧客獲得などの事例から、新しい伝統産業の姿を探る。

▼伝統産業の可能性を引き出す知財とは!? 「とっきょ Vol.64」はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/index.html

 ほかにも、さまざまな知財や制度の活用事例が登場。

 岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」のメーカー株式会社岩鋳は、シックなデザインのイメージを一新するカラフルな南部鉄器を開発。フランスでの販売からはじまり、世界各地で人気を博した。国内外のブランディングを支える同社の知財活動をマンガでレポート。

 「知財TOPICS」では、知財を活用したブランディング強化とプラットフォーム作りを目指す、アイヌ文化の伝統工芸品「二風谷イタ」と「二風谷アットゥㇱ」の地域団体商標取得について解説。

 「ふくしまイノベーション企業ファイル」では、時代が求める魅力的な「器」で価値創造を続ける株式会社三義漆器店を取材。ほか、日本独自の装飾技法を生かしたアクセサリーなど、さまざまな事例が登場。伝統産業における多様な知財活用の取組を学ぶことができる。

▼伝統産業の可能性を引き出す知財とは!?「とっきょ Vol.64」はこちらから読むことができます
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/index.html

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