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パソコンショップSEVENの「ZEFT Z55EU」について、中の人に聞いてきた

価格を抑えたいけど、ゲームがしっかり動くか不安という人はこれ! ゲーム性能高くコスパも重視したゲーミングPC

2025年02月28日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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リーズナブルだが高い冷却性能を実現したAntecのPCケース「P20C」を採用
初心者も扱いやすいスタンダードなモデル

──AntecのP20Cですが、このケースを選んだ理由はありますか?

中嶋氏:通気性を考慮するとフロントパネルがメッシュであることは避けられないと考えているのですが、そのなかでもパンチ穴ではないデザイン性に優れたモデルということでAntecさんのP20Cを選びました。

真重氏:ケースとして高い冷却性が確保されていることは重要ですが、デザイン面が魅力的だったことも採用の決め手になりました。フロントパネルのデザインに注目すると、四角形に斜線が入ったユニークなデザインが施されています。左側にはAntecさんのイメージカラーでもあるイエローラインとロゴが配置され、デザインのアクセントになっています。加えて、シンプルな外観のケースは、左右対称の見た目になっていることが多いですが、このケースの場合は、アシンメトリーなデザインになっているところが面白いなと思いました。

ZEFT Z55EUのフロントパネルの様子。通気孔となっているメッシュの形状が特徴的だ

──なるほど。それほど高価ではないものの、冷却性能に優れ、なおかつデザインに秀でたモデルということでP20Cにたどり着いたということですね。

中嶋氏:個人的には、ケースは左側面が強化ガラス、右側面が吸気孔のない鉄板の構成が扱いやすいのではと考えています。前面や側面の吸気孔は、エアフローを考慮すると重要なのですが、ホコリが溜まりやすいのがネックです。サイドに吸気孔がなければ、エアフローの向きが一定に限られますので、清掃する箇所も少なくてすみます。もちろん、見栄えという点ではピラーレスケースが勝りますが、初心者の扱いやすさを考慮すると、スタンダードなケースが一番だと思います。

──ZEFT Z55EUは、前面に3基のファンが装着されていますが、これをほかの場所に移設するといった変更は可能ですか?

中嶋氏:P20Cは標準で前面に120mm角ファンを3基搭載しており、最大で9基のファンが装着可能な構造になっています。BTOではファンは3基まで増設可能で、もし標準の3基のファンを移設したいという要望がありましたら、ご連絡いただければ対応していきたいと考えています。ちなみに背面に装着しているRGBファンはケースに付属のものではなく、弊社が組み込んだものとなります。

ケース内部の様子。内部空間はかなり広めに確保されており、メンテナンスやアップグレードといった作業性は良好だ

──このケースに関して組み立てチームからの反応がいかがですか?

中嶋氏:ケーブルを引っ掛ける結束ポイントが多い点が好評でした。また、前面の3基のファンの電源ケーブルは個別に配線する必要があるのですが、P20Cにはそれらを1本にまとめる分岐ケーブルが付属していますので、非常に組み立てがしやすいとのことです。

右側面のサイドパネルを外すとケーブルがキレイに配線されているのが見て取れる

──P20Cはビデオカードステーが付属していたと思うんですが、ZEFT Z55EUにはなぜないのですか?

中嶋氏:P20Cに用意されたステーは、上下の調節は可能なのですが、左右に動かせないので、今回のケースではカードに届いていないんです。では、GPUを上位モデルに変更した場合にどうなるかといいますと、このステーはカードを下から支えるタイプのもので、GPUクーラーのファンに干渉する場合があります。そのため、必要な場合、別のステーを装着して出荷することになります。

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