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パソコンショップSEVENの「ZEFT R59CF」をチェック、Ryzen 7 9700XとRTX 4060 Ti

24万円台~! 話題の新作もしっかり遊べてかつケースも選べるゲーミングPC

2025年02月18日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT R59CF」

 性能の高いパソコンは値が張るが、誰しもがパソコンに予算を掛けれるわけではない。やはり、多くの人が価格を抑えながらも、ゲーム性能が優れたコストパフォーマンスに秀でたパソコンを求めるのは至極当然のことだろう。

 そうしたコスパ重視の人にオススメしたいのが、パソコンショップSEVENのゲーミングPC「ZEFT R59CF」だ。このZEFT R59CFは、「Ryzen 7 9700X」と「GeForce RTX 4060 Ti」(以下、RTX 4060 Ti)という組み合わせで25万円弱の価格を実現したボリュームゾーンを狙ったパソコンに仕上がっている。では、このZEFT R59CFはどのようなマシンなのだろうか、そのスペックを詳しく見ていきたい。

ZEFT R59CF
https://pc-seven.co.jp/spc/25477.html
標準価格:22万6800円(税別)、価格:24万9480円(税込)
※2月17日現在、ケースが「S200 TG ARGB ホワイト」の場合は、標準価格から-900円

試用機の主なスペック
CPU Ryzen 7 9700X(ベースクロック3.8GHz、最大クロック5.5GHz)、8コア/16スレッド、L3キャッシュ 32MB
CPUクーラー DeepCool「AK400」
グラフィックス GeForce RTX 4060 Ti
メモリー Micron DDR5-5600 16GB(8GB×2)
ストレージ 1TB M.2 SSD(KIOXIA「EXCERIA PLUS G3」、PCIe 4.0)
PCケース Thermaltake「S200 TG ARGB ホワイト」
光学式ドライブ
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
電源 SilverStone 「ET750-G」(定格出力750W、80PLUS Gold認証)
OS Windows 11 Home(64bit)

コンパクトにまとまったサイズ感
CPUクーラーは空冷タイプを採用

 冒頭でも触れたように、ZEFT R59CFはCPUにAMDのRyzen 7 9700Xを採用している。このRyzen 7 9700Xは、8コア/16スレッドタイプのCPUで、ベースクロックは3.8GHzながらも最大ブーストクロックは5.5GHzと高め。L3キャッシュも32MB用意されているので、ゲーミング用途では申し分のないスペックだ。

CPU-Z(Version 2.13.0)の実行結果

 このRyzen 7 9700Xは、TDPが65Wと低めであるため、ZEFT R59CFはCPUクーラーに空冷タイプのDeepCool製「AK400」を搭載。AK400は、サイドフロー型の空冷クーラーで、4本用いられた6mm径のヒートパイプがCPUに直接触れる構造で、冷却フィンには高密度に配置したマトリックスフィンデザインを採用。TDPは220Wまで対応し、取り付けられた120mm角ファンの動作音は29db(A)以下と高い静音性を誇る。

CPUクーラーはDeepCoolの空冷タイプ「AK400」

 GPUはRTX 4060 Tiで、試用機にはGIGABYTEの「GeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 8G」が装着されていた。このカードは、ブーストクロックが2550MHzに引き上げられたクロックアップモデルで、90mm角ファンを2基搭載した「WINDFORCE」と呼ばれるオリジナルクーラーを採用。

GPU-Z(Version 2.61.0)の実行結果

ビデオカードはGIGABYTEのGeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 8Gが採用されていた

 これらのファンは、ブラケット側が反時計回り、カード端側が時計回りと回転の向きが異なっている点が特徴的だ。GIGABYTEによると、左右のファンで回転の向きを変えることで、エアフローの風圧が向上しているという。

 マザーボードは、ASRockのAMD B650チップセット搭載の「B650M PG Riptide WIFI」を採用。2.5GBASE-T対応の有線LANと、WiFi 6E対応の無線LANを備えるほか、設定アプリケーションの「Phantom Gaming 2.5G LAN Utility」を使用することで、アプリケーションごとにプライオリティーを設定することが可能。また、「ASRock Polychrome RGB」でマザーボードに搭載されたLEDに加えて、3基のケースファンのLEDも一括制御することができる。

背面のインターフェース部。USB 3.2 Gen.2はType-AとType-Cが1基ずつ、USB 3.2 Gen.1が2基、USB 2.0が4基用意されている

Phantom Gaming 2.5G LAN UtilityでApex Legendsのプライオリティーを高めているところ

マザーボードに付属するツールのASRock Polychrome RGBで、PC内のLEDを一括制御が可能だ

 メモリーはDDR5-5600に対応したMicronの8GBモジュールを2枚で16GBとなっている。このあたりは、価格を抑えて必要最低限の容量を確保した感じだ。一方、ストレージはPCIe 4.0に対応したM.2 SSDを1TB搭載で、試用機ではKIOXIAのEXCERIA PLUS G3シリーズが装着されていた。

 このSSDは、転送速度は公称でシーケンシャルリードが最大5000MB/s、シーケンシャルライトが最大3900MB/sで、ゲーミング用途では十分な速度と容量だ。実際にゲームの起動やデータのロードといったSSDにアクセスが発生する場面でも、ストレスを感じることはまったくなかった。

CrystalDiskInfo(Version 9.5.0)の実行結果

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