AMDは2月11日(米国時間)、フランスの原子力 代替エネルギー庁(CEA)と、未来のAIコンピューティングを支える技術開発に関する基本合意書(LOI)を締結したと発表した。これにより、計算負荷の大きいAIワークロードを省エネルギーで支えるシステムの革新を進めるという。AMDとCEAは、この新たなパートナーシップを通じてエネルギーから医療に至る広範な分野でのイノベーションを目指していく。
この協力関係の一環として、両社は2025年にAIコンピューティングの未来をテーマにしたシンポジウムを開催する。このイベントには、欧州のステークホルダーをはじめ、世界中のテクノロジープロバイダー、スタートアップ、スーパーコンピューティングセンター、大学、および政府関係者が参加予定だ。AMDとCEAは、この国際的なプラットフォームを活用し、最先端のAIコンピューティング技術に関する協力をさらに強化する。
この取り組みは、広範な国際連携を通じてAIの革新を加速しつつ、より持続可能な発展を促進しようとするAMDの姿勢を示している。特に米仏間の共同研究開発の機会をさらに拡大していく方針を打ち出している。この協力により、世界中のAIコンピューティングの発展に寄与し、画期的なソリューションを創出することを目指す。
