それぞれ「多台数接続」「必要十分」「コンパクト」の特徴、クラウド管理サービスにも対応
法人向けWi-Fi 7 APが5万円台から! エレコムが低価格な3モデルを同時発表
2025年02月12日 12時00分更新
エレコムは2025年2月12日、最新規格「Wi-Fi 7」に対応した法人向け無線LANアクセスポイント(AP)新製品を発表した。発表された3つのモデルは、それぞれ「多台数同時接続に強い」「必要十分な機能」「コンパクトな筐体」と異なる特徴を持ち、デュアルバンド対応とすることで、5万円台から7万円台までと導入しやすい価格帯に抑えている。4月より順次販売を開始する。
エレコムでは昨年(2024年)12月に、法人向けWi-Fi 7アクセスポイント「WAB-BE187-M」を発売している。これはトライバンド(6GHz/5GHz/2.4GHz帯)対応のハイエンドモデルで、税込価格は12万5950円。
今回発表されたのは、WAB-BE187-Mよりも価格を抑えた「WAB-BE72-M」「WAB-BE36-M」「WAB-BE36-S」の3モデル。いずれもデュアルバンド(5GHz/2.4GHz帯)対応で、PoE+(802.3at)受電で稼働する(WAB-BE36-SのみPoE/802.3afでも稼働)。天井設置用金具も標準で同梱されている。
WAB-BE72-Mは、多台数接続に強いモデル。最大512台(推奨接続台数256台)まで対応し、オフィスや教室などの接続デバイスが多い環境に適する。4+4ストリームで最大7141Mbps(5765+1376Mbps、規格値)の通信容量を持ち、10Gbpsと2.5GbpsのマルチギガLANポートを1ポートずつ搭載する。レーダー干渉による5GHz帯の通信断を防ぐ「DFS障害回避機能」も搭載している。税込価格は7万6560円。
WAB-BE36-Mは、必要十分な機能を搭載したスタンダードモデル。最大256台(推奨接続台数128台)、2+2ストリームで最大3570Mbps(2882+688Mbpss、規格値)に対応。LANポートは2.5Gbps、1Gbpsを1ポートずつ搭載する。DFS障害回避機能も備える。税込価格は6万500円。
WAB-BE36-Sは、ホテルや小規模店舗でも設置しやすいコンパクトなモデル。本体サイズは145mm×145mm×40mm。最大256台(推奨接続台数128台)、2+2ストリームで最大3570Mbps(2882+688Mbpss、規格値)に対応。LANポートは2.5GbpsのマルチギガLANポートを1つ備える。DFS障害回避機能は非対応。税込価格は5万2800円。
なお3モデルとも、エレコムが提供するクラウドリモート管理サービス「アドミリンク」に対応している。アドミリンクは、遠隔地からでも機器の稼働状態を監視したり、再起動などの簡易メンテナンス操作を可能にする無料サービス。
今回発表の各モデルは4月より順次販売開始する。








