ぱるるも満喫! 人形作りの歴史と酒蔵を巡る旅 【さいたま市の旅#2ー岩槻】
埼玉県の南東部に位置する、さいたま市。旧浦和・大宮・与野・岩槻市が合併して誕生したさいたま市は、さいたま新都心など新たな街の誕生とともに商業施設やレジャー施設も増え、人口も増加を続けています。そんな注目のさいたま市の魅力を、埼玉県出身のぱるる(島崎遥香さん)がお届けする第2弾! 今回は人形作りで有名なさいたま市岩槻区を巡ります。
日本文化の中に息づく人形の美と歴史を大観! 人と人形の歴史を探り、未来へと人形文化を継承する「さいたま市岩槻人形博物館」
「さいたま市岩槻人形博物館」は日本有数の人形産地であるさいたま市岩槻区で、2020年2月22日に開館。近代人形産業の拠点として発展した岩槻に伝わる人形作りの技を紹介するだけではなく、日本文化の中に息づく人形の美と歴史について学べる施設として、さいたま市のみならず市外からも多くの人が訪れるスポットです。さいたま市岩槻人形博物館の所蔵品は、西澤笛畝(1889-1965)のコレクションを柱としていて、ぱるるが訪れた時期にはコレクションの中でも人気の「犬筥(いぬばこ)」が展示されていました。「犬は安産のシンボルとしておめでたいものとされ、江戸時代には子どもが産まれると、無事に育ちますようにという願いを込めて犬筥を贈っていたそうです。ここまで大きい犬筥は珍しいとされています」と、学芸員の岩田明日香さん。
常設展示では華やかな雛人形、胡粉の白い肌が印象的な御所人形、彩色が美しい嵯峨人形など、日本の伝統的な美意識に基づき作られた人形が展示されています。ひときわ目をひくのは、何段にも、そしてさまざまな人形が飾られたひな壇エリア。江戸時代にはひな祭りの際、雛人形のみを展示するのではなく、家の人形を集めて飾り華やかな演出をしていたそうです。
「私の家でもひな祭りの時に雛人形1組だけではなく、2組飾っていました。江戸時代ではそういう習慣があったことを知らなかったので、我が家でもその伝統を継承していたのかもしれないです!」
博物館入口付近にあるミュージアムショップでは、さいたま市岩槻人形博物館限定のグッズも発売しているので、訪れた際にはショップもチェックしてみてください。
スポット名:さいたま市岩槻人形博物館
住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-1
153年の伝統と確かな杜氏の腕が深みのある味わいの酒を造る! 埼玉の地酒「鈴木酒造」
ぱるると次に訪れたのは「鈴木酒造」。「さいたま市岩槻人形博物館」から徒歩10分ほどの距離です。なめらかな香りが優雅な旨みを広げる「大手門 大吟醸」など、人気酒を約30種製造している酒蔵です。
「普段あまりお酒は飲まないのですが、お寿司を食べに行った時だけは日本酒を飲んでいます。甘いお酒よりも辛口が好きです」
大吟醸の製造工程から生まれた酒粕は日本酒の香りがしっかり感じられ、代表の鈴木 徹さんのおすすめはこの酒粕で作る甘酒。水と酒粕をあわせ、電子レンジで簡単に作れるという簡単さ。酵母由来の炭水化物やたんぱく質、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれている酒粕は、「体にいいものに目がない」と話すぱるるもチェックしていました。
「お酒は、料理酒として必ず家にストックしています。料理酒にはいいお酒を使うようにしています!」
さらにこの酒蔵には、1971(明治4)年創業からの伝統の酒づくりを今に伝えるさまざまな歴史的資料・道具の数々を常時展示している資料館が併設されています。岩槻ならではの、雛人形も展示されています。
入館料は一般で100円、高校生・大学生は50円(すべて税込)、中学生以下は無料です。営業時間についてはHPを確認してみてください。
スポット名:鈴木酒造
住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町4-8-24
「初めて訪れた岩槻では、新発見がたくさん!」
初めて岩槻を訪れたぱるる。
「さいたま市岩槻が人形のまちと知って、家にも雛人形やお人形がたくさんあったことに縁を感じました。いろんな伝統に触れられる街で、再発見というより今回は新発見がたくさんあって楽しかったです!」
「さいたま市にぎわい交流館いわつき」も訪れているので、そちらもチェックしてみてください。
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つなぐ旅~東日本~
鈴木酒造の「大手門 大吟醸」は大宮駅東口徒歩1分、まるまるひがしにほん(東日本連携センター)でもご購入いただけます。
まるまるひがしにほん(東日本連携センター)