このページの本文へ

Androidに40件以上の脆弱性 Pixelはアップデート配信を開始

2025年02月06日 13時20分更新

文● @sumire_kon

  • お気に入り
  • 本文印刷
グーグルのロゴ

 Androidオープンソースプロジェクト(AOSP)は2月3日、Android OSに存在する複数の脆弱性に関する情報を公開した。深刻度「重大」に該当するケースもあり、早急なアップデートが推奨される。

深刻度「高」の脆弱性は40件以上

 主な脆弱性の内容は以下のとおり。

●深刻度:重大

Qualcommコンポーネント

・CVE-2024-45569

●深刻度:高

フレームワーク

・CVE-2024-49721
・CVE-2024-49743
・CVE-2024-49746
・CVE-2025-0097
・CVE-2025-0098
・CVE-2025-0099
・CVE-2023-40122
・CVE-2023-40133
・CVE-2023-40134
・CVE-2023-40135
・CVE-2023-40136
・CVE-2023-40137
・CVE-2023-40138
・CVE-2023-40139
・CVE-2024-0037
・CVE-2025-0100
・CVE-2024-49741

プラットフォーム

・CVE-2025-0094

システム

・CVE-2025-0091
・CVE-2025-0095
・CVE-2025-0096
・CVE-2024-49723
・CVE-2024-49729

カーネル

・CVE-2024-53104
・CVE-2025-0088

Armコンポーネント

・CVE-2025-0015

Imagination Technologies

・CVE-2024-43705
・CVE-2024-46973
・CVE-2024-47892
・CVE-2024-52935

MediaTekコンポーネント

・CVE-2025-20634
・CVE-2024-20141
・CVE-2024-20142
・CVE-2025-20635
・CVE-2025-20636

Unisocコンポーネント

・CVE-2024-39441

Qualcommコンポーネント

・CVE-2024-45571
・CVE-2024-45582
・CVE-2024-49832
・CVE-2024-49833
・CVE-2024-49834
・CVE-2024-49839
・CVE-2024-49843

Qualcommクローズドソースコンポーネント

・CVE-2024-38404
・CVE-2024-38420

Google Pixel

・CVE-2025-0085

 上記のうち、最も影響が大きいとされるのは、フレームワークに存在する深刻度「高」の脆弱性。AOSPによると、この脆弱性を悪用することで、追加の実行権限なしにローカルで権限を昇格されるおそれがあるという。

Pixel 6以降は2月の月例アップデートで対応

 グーグルのPixelシリーズ(Pixel 6以降)については、2月4日配信の月例アップデートで、今回発表された脆弱性に対処している。該当するPixelデバイスを利用中のユーザーは、「設定」→「セキュリティとプライバシー」→「システムとアップデート」と進み、「セキュリティ アップデート」を選択することで、最新のアップデートを適用可能だ。

 他のメーカーについても、準備が出来次第、順次アップデートの提供が始まるとみられる。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン