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ジャパンキャンピングカーショー2025で見つけた500万円以下で実現できる「快適車中泊」特選5モデル+1

2025年02月05日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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ベンチシート仕様が魅力
TRAVOIS/NV200Mio Bタイプ

TRAVOIS/NV200Mio Bタイプ

TRAVOIS/NV200Mio Bタイプ

TRAVOIS/NV200Mio Bタイプの展示車価格は461万1750円

 再びNV200ベースのキャンピングカーを発見。こちらはインテグラルという埼玉県の会社が架装したクルマで、展示車価格は461万1750円。MYROOMと似た室内のAタイプと、ベンチシートタイプのBタイプを用意しています。

 ベンチシート良い点は、背もたれ部分を移動させればスグに就寝スペースが作れるというところ。車外に出ないと組み立てられない場合、雨の日は大変ですからね。もちろん荷物はベンチシートの下に置くことができます。

 また、こちらのクルマには水回りが用意されていますので、食器洗いなどができそうです。テーブルはスライドドア付近に取り付けるようです。

 天井にエンジンをオフした状態でも使えるクーラーを発見! 夏場は絶対に欲しい機能ですね。

ソーラーパネル設置でノートPCなら余裕で充電可能
AUTO ONE/給電BASE

 「軽キャンパー専門店」というアドバルーンに釣られ、AUTO ONEへ。独り身なら軽自動車でも十分寝ることができます。問題は収納スペース……。

AUTO ONE/給電ベース

AUTO ONE/給電ベースの展示車価格は284万530円

 給電ベースは、スズキの「スペーシアベース」を架装した軽キャンパー。展示車価格は284万530円です。

 展示車を見ると、車内にタブレットPCらしきものが。何よりASCII.jp的に給電という名が気になるところです。

 給電ベースのすごいところは、天井に40Wソーラーパネルを設置し、サブバッテリーに充電、700W出力のインバーターを介してAC100Vに出力できるという点。バッテリー容量はかなりあるようで、「ノートPCなら楽勝」らしいです。

 寝室の長さは205cmと長く、さらに寝床の下に荷物スペースがあります。ですが、軽自動車ゆえ容積は少なそう。それでも1人分の荷物なら十分に入るでしょう。

ベッドマットのこだわった
ATV群馬/RS1XX

 今度は「CYBER CABIN」という看板に惹かれてATV群馬のブースへ。サイバーキャビンとは、カロッツェリア(パイオニア)のサイバーナビをサブバッテリーから給電するもの。エンジンを止めた状態でも、車内でYouTubeが楽しめるそうです。ちなみに、同店はYouTubeチャンネルで数多くの動画を公開しています。

ATV群馬/RS1XX

価格は385万7900円

 ダイハツの「アトレー RS」がベースのRS1XX(展示車価格385万7900円)は、ベッドマットにこだわった1台。同社の高級ハイエースキャンピングカー RSプレミアムと同等なのだそう。

 ベッドマットの下は、薄型ではあるものの収納スペースがあるほか、フリップダウンモニターがありますから後席で動画鑑賞ができます。写真には写っていませんが、トノボード(テーブル)を取り付けることができるようです。

 以上、「500万円で買える、快適車中泊」なクルマを5車種ご紹介しました。ですが、これらのクルマには少し気になる部分があります。それは、すべてのモデルで「車線監視機能付きクルーズコントロール」を搭載していないのです。これは商用車をベースに架装しているからで、仕方のない部分もあります。ですが、キャンピングカーは遠出する場合が多いので、運転支援機能は欲しいところです。

 N-VANをベースにしたキャンピングカーを選べば、クルーズコントロール問題は解決します。でもそれは軽自動車。普通車ではないのでしょうか?

500万をちょっとオーバーするけど運転支援付き
ホワイトハウス/FREED CORSSTAR NATURE LOVER

 キャンピングカーの大手、ホワイトハウス。大手らしくブースも広く、さまざまなキャンピングカーを展示していました。

ホワイトハウス/FREED CORSSTAR NATURE LOVER

 そんな同社がアピールしていたのは昨年リニューアルしたHondaのFREED CROSSTARをベースに快適車中泊仕様。ポップアップルーフ(屋根を上に持ち上げ車内空間を広くする装備)仕様など、バリエーションがありましたが、このFREED CORSSTAR NATURE LOVERが最もベーシック(=展示車価格が安価)でした。

 もともとFREED CORSSTAR(5人乗り)はシートを倒すとフラットな床になるクルマ。ホワイトハウスはそれをベースに、カーテンやベッドキット、オシャレなシートカバー、そしてテーブルなどを取り付けたようです。寝室スペースは1600mm程度なので、大柄の男性の場合は斜めに寝る感じになります。ですが、テーブルは元々の車両にはないのでコレはうれしいところ。

 もちろん荷物はベッド下に収納できます。しかも容積は大きいのも見逃せないポイントです。また、FREEDは全車ホンダセンシング搭載なので、車線監視機能付きクルーズコントロールで長距離移動もラクラク!

 あとは価格。ですがこちら残念なことに500万円を超えた520万470円……。人生と同じで、なかなかうまくいかないものです。

 今回は500万円を上限に「足を伸ばして寝られる」「荷物が就寝スペースを占拠しない」「飲食とPC作業をするためのテーブルがある」という条件でご紹介しました。クルマは、こうしたい、あれも欲しい、と欲張りになればなるほど、クルマが特殊化してコストがかかってくるものです。どこで妥協をするか。クルマって難しいなぁ、と思いながら会場を後にしました。

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