MSIの「MPG Z890 EDGE TI WIFI」をCore Ultra 7 265Kを使ってレビュー

雪山みたいな白銀の美しさ、白で統一したゲーミングPC自作でハイエンドを目指すためのZ890マザーボード

文●石川ひさよし 編集●三宅/ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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ハイエンド&ホワイトという高価になりがちなところをうまく調整

 CPU電源回路は16+1+1+1フェーズ。メインの16フェーズ部分に用いられるMOSFETは90A対応SPSだ。上位のMPG Z890 CARBON WIFIと比べれば若干フェーズ数やSPSの出力を削減しているものの、それでもハイエンドモデルとして十分に余裕のあるスペックと言える。また、チップレベルで見ていくと同じフェーズ数のメインストリーム向けMAGグレードモデルよりも高品質のものが用いられている。

CPUソケットの上に10フェーズ、左に9フェーズといったレイアウト。チョークもMOSFETも年々小さなサイズになっている

EPS12Vは2系統。CPUに十分な電力を供給できる

PWMコントローラはMonolithic Power Systems「MP29005-A」

メインのMOSFETはMonolithic Power SystemsのSmart Power Stage「M87692」

残り3フェーズはMonolithic Power Systemsの「MP87661」

 そのほか実装チップを見ていくと、Thunderbolt 4(リタイマー)にはIntel「JHL9040R」(Hayden Bridge)が2基、5GbEはIntel Killer「E5000B」が確認できる。

Thunderbolt 4にIntel「JHL9040R」が2基

5GbEのIntel Killer「E5000B」

 そのほか基板上に実装されているものを見ていくと、まずMSI独自のEZ CONN(JAF_2)が1基。PCI Express拡張スロットの電力を補助する8ピンPCI Express端子もある。ほか、EZ Debug LED、EZ DIGI-Debug LEDも備えているので、動作の確認などが手早く行なえる。

PWM、LED、USBを1コネクタにまとめられるEZ CONN(JAF_2)

PCI Express拡張スロット用の補助電源端子

LEDやPOSTコードで電源投入時の状況を把握できる

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