世界最大テックイベント「CES 2025」現地レポート 第31回
初のRyzen AIとRTX 50搭載です
Razerが新設計の超薄型ゲーミングCopilot+PC「新Razer Blade 16」を発表
2025年01月11日 08時00分更新
Razerは米国で開催中のCES2025にて、ゲーミングノートPC「Blade」シリーズの2025年モデルを発表した。
「Razer Blade 16」は、CPUに初の「AMD Ryzen AI 9」、GPUに最新の「NVIDIA GeForce RTX 50」シリーズを搭載。最新のスリムデザインのボディも採用している。価格は未発表で、発売は第1四半期となっている。
同社のTravis Furst氏は、「新しいRazer Blade 16は、超ポータブルなデザインと強力なパフォーマンスを融合した画期的な製品です。パワーや機能に妥協することなく最高のモビリティを求めるゲーマー向けに設計されており、ゲーミング ノート PC の未来を真に体現しています」と述べている。
CPUは最高で12コア24スレッドの「Ryzen AI 9 HX 370」が搭載可能で、高負荷の作業や激しいゲームセッションに対応。最大50TOPSのNPUを搭載し、ユーザーはCocreatorによる強力な画像作成ツール、ライブキャプションによるライブ翻訳、プレゼンテーションを強化するWindows Studio Effectsなど、Copilot+ エクスペリエンスを利用できる。メインメモリーは、高速で効率的な8000MHz LPDDR5Xを搭載する。
GPUは最高で24GBのGDDR7 VRAMを備えた「GeForce RTX 5090」を搭載、最大155Wのグラフィックスパワーを発揮。さらに、NVIDIA NIMマイクロサービスにアクセスできるので、最高のパフォーマンスを発揮するAIアシスタント、エージェント、ワークフローを構築できる。
ディスプレーはOLEDで、QHD+の240Hz、0.2ms、ベゼルは4.7mmと薄い。新設計のキーボードは、ストローク1.5mm深くなり、移動距離が50%長くなり、作動力が約63gに、また、5つのマクロキーの列とCopilotキーが追加された。
携帯性を重視して再設計されたBlade 16は、新しいサーマル・フードを採用し、最薄部15mmを実現、Razerが設計したゲーミングノートPCの中で最も薄型となっている。
薄型設計にもかかわらず、Blade 16は驚異的な耐久性を誇る。強度を損なうことなくサイズを最小限に抑えるために、アルミニウム・ブロックから精密に切り出されたユニボディ シャーシを採用する。
Blade 16にはデュアルファン設計の新世代ベイパーチャンバー冷却システムが搭載されており、負荷がかかっても静音性を保ちながら効果的に冷却する。新しい冷却ソリューションはマザーボードの表面積の 57%をカバーし、0.05mmの排気フィンを備えているため、薄型ソリューションで優れた放熱性を発揮する。

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