歴史と北欧デザインが調和する「FRITZ HANSEN EXHIBITION in 御花」開催

文●九州LOVEWalker

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 未来の暮らしと文化を繋ぐ新たな試みとして、「fremtiden」と「フリッツ・ハンセン」がタッグを組み、福岡県柳川市の国指定名勝「御花」で特別展を開催する。2月8日から2月25日まで開催され、入園料は一般1,000円、高校生500円、小中学生400円となっている。

 北欧ブランドのフリッツ・ハンセンとインテリアショップfremtidenが共同で開催するこのエキシビションは、柳川藩主立花邸 御花の歴史的建物を舞台に、北欧デザインの美しさと日本の伝統建築が融合する特別なイベントとなる。展示では、エッグチェアの製造過程や工具類の展示、体験型の展示が楽しめる。さらに、「FRITZ HANSEN SUITE」と称された特別宿泊プランが1月11日から販売され、宿泊者はフリッツ・ハンセンの家具で演出された特別な空間で北欧デザインを体感できる。

 柳川市はその美しい自然と文化、特に川下りや豊かな料理文化で知られているが、まだ多くの地域外の方々には知られておらず、魅力を伝えるための重要な機会となっている。「御花」は、400年以上の歴史を染み込ませた施設であり、地域の観光と歴史、デザインの調和を体現するための特別な舞台である。

 エキシビション期間中には、柳川の雛祭りを彩る伝統行事「さげもんめぐり」も開催される。江戸末期から続くこの風習は、柳川の伝統と地域の結びつきを感じられる絶好の機会となり、地元文化の再発見に貢献する。

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