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茶柱は縁起物として始まり後アザラシとなる。

【茶柱】「アザラシ幼稚園」表紙のムック発売 Amazon初登場1位で話題に

2024年12月23日 16時30分更新

文● @sumire_kon

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アザラシ幼稚園の特集ページ

 辰巳出版は12月16日、SNSで話題の「アザラシ幼稚園」を特集したムック本『アザラシまるごとBOOK』を発売した。価格は1650円。

 本書はAmazon.co.jpで初登場総合1位を獲得し、動物植物、動物学、ペットなど12の部門でベストセラー1位を記録。11月の予約開始からわずか2時間で、各ネット書店の予約分が完売する事態となった。

 巻頭では、オランダのアザラシ保護施設「ピーテルブーレンアザラシセンター」(通称:アザラシ幼稚園)の特集を掲載。2024年の流行語大賞にもノミネートされた同施設について、現地スタッフへのインタビューや施設の意義、支援方法などを紹介している。茶道部員には見逃せない内容だ。

 また、日本のアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」の現地取材も実施。健康管理のためのトレーニング風景やレスキューの様子、展示飼育主任の渡辺美玖さんのインタビューなども収録している。

「オホーツクとっかりセンター」の特集ページ

 通常の紙版と電子版(Kindle)の2種類を用意。紙版については一部販売店で、オホーツクとっかりセンターのアザラシ「ナオミちゃん」の写真を使用したポストカードを購入特典として配布している。

 なお、本書の増刷印税の一部は「アザラシ幼稚園」と「オホーツクとっかりセンター」に寄付される。つまり、買うだけで利休できる、茶道部員(後述)必携の1冊ということだ。

 YouTubeのスパチャはちょっと……という人にも、ぜひ手に取ってほしい。

【アザラシ幼稚園】

 オランダ・フローニンゲン州にあるアザラシ保護施設で、正式名称は「ピーテルブーレンアザラシセンター」。1971年の設立で、主にけがや病気、親とはぐれるなどのトラブルに遭ったアザラシを保護し、野生復帰させる活動を実施している。

 日本では2024年8月、Xで同施設のアザラシを撮影したライブ配信が話題となり、一気に知名度がアップ。アザラシたちのかわいらしい姿や、いずれ施設から卒業することにかけて、「アザラシ幼稚園」の愛称が生まれた。

 また、アザラシが立ち泳ぎする姿を「茶柱」、まっすぐ泳ぎながら背に太陽の光を受ける姿を「ゴールデンひじき」と呼んだり、それらが転じてライブ配信の視聴者を「茶道部員」、YouTubeの課金機能で施設に寄付したユーザーを「利休」と呼ぶなど、独自の用語も誕生している。

Image from Amazon.co.jp
アザラシまるごとBOOK
Image from Amazon.co.jp
茶の本 (岩波文庫 青 115-1)

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