OpenAIが現地時間12月18日、リアルタイムの音声会話をアプリに組み込める「GPT-4o Realtime API」利用料金の値下げを発表した。入力トークンが100万トークンあたり40ドル、出力トークンが100万トークンあたり80ドルになり、これまでから60%の値下げとなる。
キャッシュされた入力トークンの料金はさらに引き下げられ、100万トークンあたり2.50ドルとなる。以前の料金から87.5%の削減となり、常用するプロンプトは費用削減効果が見込める。
OpenAIはまた、廉価版として「GPT-4o mini」モデルをRealtime APIに追加している。入力トークンが100万トークンあたり10ドル、出力トークンが100万トークンあたり20ドルに設定され、従来のGPT-4oモデルと比較して10分の1のコストで利用できる。
OpenAIでは値下げと同時に、音声品質を向上させ、入力の信頼性も改善させている。特に大きいのはWebRTCに対応し、数行のコードでリアルタイム機能を実装できるようにしたことだ。今回の刷新により、自動翻訳や音声アシスタントなどの開発が進むことが予想される。
`gpt-4o-realtime-preview-2024-12-17`:
— OpenAI Developers (@OpenAIDevs) December 17, 2024
- $40/1M input tokens
- $80/1M output tokens
- $2.50/1M cached input tokens (87.5% cheaper)
`gpt-4o-mini-realtime-preview-2024-12-17`:
- $10/1M input tokens
- $20/1M output tokens
- $0.30/1M cached input tokenshttps://t.co/KuI9ObQvR6