SNSサービスXは12月7日、これまで有料プラン向けに提供していた生成AI「Grok 2」を、無料版のユーザーにも開放した。
Grok 2はOpenAIの「ChatGPT」やグーグルの「Gemini」のように、チャットでユーザーと会話しながら指示された作業をこなす「チャットAI」。情報の検索や文章の作成といったテキストベースのオーソドックスな作業に加え、画像生成モデル「FLUX」との連携により、テキストからの画像生成や、アップロードした画像の解析にも対応する。
画像生成については、生成した画像の下に表示されるボタンで再生成や追加の編集も可能。ただし、後者については元画像を内容を無視した画像を出力するケースもあり、編集機能とは言いがたいのが正直なところだ。無料版とはいえ、早急な改善が望まれる。
機能面では無料版と有料版の間に極端な違いはないが、無料版ではプロンプト入力は2時間あたり10回まで、画像生成は1日あたり3枚までに制限される。たくさん使うなら、有料プランに加入した方がよいだろう。