Core i7-14700KFにGeForce RTX 4070という構成
CPUには第14世代Coreプロセッサーとなる「Core i7-14700KF」(以下、i7-14700KF)を採用。i7-14700KFは、Eコアが12基、Pコアが8基の20コア/28スレッドタイプのCPUで、Pコアの最大動作クロックは5.5GHzと、ゲーミング用途で高い性能が期待できる。i7-14700KFの冷却には、CoolerMasterの簡易水冷クーラー「MASTERLIQUID 360L CORE ARGB」を採用。3基のファンにはアドレッサブルRGBを搭載し、360mmサイズのラジエーターを備えたモデルで高い冷却性能を発揮する。
組み合わされるGPUはNVIDIAの「GeForce RTX 4070」(以下、RTX 4070)で、第4世代のTensor Coreを184基搭載し、DLSS 3.5が利用可能。また、第3世代のRT Coreを46基備えているため、レイトレーシング性能も期待できる。
なお、試用機にはGIGABYTEの「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」が装着されていた。このカードは、ブーストクロックが2490MHzに引き上げられたモデルで、「WINDFORCE」と呼ばれる80mm角相当の3連ファンから成るオリジナルクーラーを搭載している。
これらのファンは両端の2基が反時計回り、中央の1基のみが時計回りと、回転する向きが異なるオルタネートスピニング仕様で、GIGABYTEによると乱気流を減らしエアーの圧力を高めているという。
マザーボードはASRockのインテルB760チップセットを搭載した「B760M Pro RS WiFi」を採用。microATXフォームファクターのコンパクトなサイズのマザーボードながらも、電源回路は7+1+1フェーズ構成で、Dr.MOSを採用するなど豪華な作り。
また、2.5GbE LAN対応の有線LANとWi-Fi 6E対応の無線LANを備えるほか、Bluetooth 5.3をサポートし、ネットワーク周りはかなり充実している。さらに、Realtek ALC897オーディオコーデックを搭載し、サウンドアプリケーションとして「Nahimic Audio」が用意され、バーチャルサラウンドやノイズリダクションなど多くの機能が利用可能だ。
システムメモリーはMicron製DDR5-5600の16GBモジュールを2枚装着し、総容量は32GBを実現。ストレージはWesternDigital製M.2 SSDでPCI Express 4.0に対応した「WD BLACK SN770」の1TBモデルを採用。
どちらとも、速度と容量はゲーミング用途で申し分なしだ。電源ユニットはSilverStoneの80PLUS Gold認証を取得した「SST-ET750-G」を搭載。定格出力は750Wで、i7-14700KFとRTX 4070の組み合わせであれば十分な選択といえる。
価格は基本構成で32万9780円
静音性と性能を両立させたい人向け
ZEFT Z45EBの価格は基本構成で32万9780円。けっして安価とはいえないものの、スペックを考慮すると十分お買い得感は高い。とくに静音性を求めるユーザーであれば、有力な選択肢になり得るだろう。静かで快適にゲームをプレーしたいのであれば、ZEFT Z45EBはオススメできる1台であることは間違いない。