JN-38i160U-H-C9をレビュー
PS5 Proの4K/120fpsプレイを大迫力で!38型でKVM機能付きのゲーミング液晶がかなりイイ
提供: 株式会社JAPANNEXT
ゲーミング向け液晶ディスプレーを購入する際、特に重要視されるポイントは大きく分けて2つだろう。1つは解像度で、誰しも高精細な画面でゲームをプレイしたいと考えるのではないだろうか。
もう1つが高リフレッシュレートへの対応。これは、FPSやTPSでは1フレームでも多く描画して、他人より有利に立ち回るといったプレイがトレンドになっているためだ。しかし、その両方を満たすモデルとなると選択肢はかなり狭まるのが実情だ。
そんな中、JAPANNEXTから登場した「JN-38i160U-H-C9」は、4K(3840×2160ドット)に対応した38型液晶ディスプレーで、リフレッシュレートは160Hzに対応と上記の2つのポイントを満たしている。では、JN-38i160U-H-C9は一体どのような液晶ディスプレーなのだろうか。その仕様を詳しく見ていきたい。
高解像度で高リフレッシュレートに対応
高速応答や色再現性の高さも魅力
冒頭でも述べたように、JN-38i160U-H-C9は38型の液晶ディスプレーで、解像度は4Kに対応する。液晶パネルは湾曲していない平面タイプで、光沢のないノングレアタイプ。駆動方式にはIPSを採用しており、視野角は水平と垂直ともに178度とかなり広めだ。
画面サイズが大きいと、画面端の色ムラや輝度のバラつきが気になるところだが、JN-38i160U-H-C9はそういった心配は必要ない。さらに、IPSらしく発色が美しく、sRGBのカバー率は100%を誇るほか、DCI-P3も98%と色再現性は高い。ゲームだけでなくフォトレタッチや動画編集といったクリエイティブな用途でもその強みを発揮しそうだ。
輝度も600cd/m2とかなり高めだ。さらに、コントラスト比は1000:1で白黒がかなりクッキリとした引き締まった画面という印象を受けた。
ゲーミング向けとして忘れてはならないのが、リフレッシュレート160Hzに対応している点。4Kかつ高リフレッシュレートの両方に対応し、さらに38型のような大きい画面サイズのモデルは選択肢があまり多くないため、このJN-38i160U-H-C9の存在感は大きい。
応答速度は、オーバードライブ時でGTGが3ms、MPRTで1msとかなり高速で、コアなゲーマーも納得のいくパフォーマンス。そのほか、AMDのディスプレー同期技術であるFreeSyncもサポートしており、Radeonシリーズのビデオカードであれば、スタッタリングやティアリングといった画面の乱れを抑えることが可能だ。
そのほか、OSDメニューにはピクチャーモードと呼ばれるプリセットを搭載。用意されているプリセットは、「スタンダード」「ムービー」「アイプロテクト」「Night Mode」「Care Eyes Mode」「RTS」「FPS」「ゲーム」の8つ。
初期状態はスタンダードで、ムービーを選択すると明るさが95に、コントラストが53にというように、それぞれ自動で変更される仕組みだ。また、画面中央に照準点を表示する機能も用意され、FPSやTPSをプレイするうえで一助になりそうだ。ただし、照準点の設定はOSDメニューの画質調整のサブメニューに置かれている点は少々わかりにくいように感じた。
そのほか、画面のちらつきを抑えるフリッカーフリーを搭載し、眼精疲労の原因と言われるブルーライトの軽減機能も備える。長時間の使用でも疲れにくくなるように配慮がなされている点は好感が持てる。
電源はACアダプターを使用せず、電源ケーブルを直差しするタイプで、消費電力は通常時58Wとのこと。最大は94Wと大きくなってしまうものの、省エネモードを使用すれば22Wまで低減することが可能。また、3W×2のステレオスピーカーも内蔵している。その音質は低音が少し足りないものの、非常にクリアで聞き取りやすいと感じた。