GALLERIAのゲーミングパソコン2機種で検証してみた
「モンスターハンターワイルズ」はCore i7&RTX 4070、Core 9&RTX 4090搭載PCだとどれくらい快適?
2024年11月15日 11時00分更新
11月1日から4日まで、「モンスターハンターワイルズ」のオープンベータテストが実施された。大ヒットシリーズの最新作だけに注目度はすごく高かったが、それと合わせて話題になったのが、必要なスペックだ。
前回は、Ryzen 5 4500、GeForce RTX 4060 Tiを搭載する「Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 4500搭載」を使用して、本作でのフレームレートを計測した。結果は、フレーム生成を使用してグラフィック設定を「中」にするという推奨スペックに記載されていた設定にすることで、しっかりとプレイできるということがわかった。こちらの記事については、以下を参照してほしい。
Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 4500搭載でのフレームレート計測結果
「モンハンワイルズ」は15万円台のPCで遊べる? フレーム生成の使用が超大事!
今回は、ゲーミングパソコン「GALLERIA(ガレリア)」から、GeForce RTX 4070を搭載する「GALLERIA XA7C-R47」と、GeForce RTX 4090を搭載する「GALLERIA ZA9C-R49」を使用して検証した結果を紹介する。
試用機の主なスペック | |||
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モデル名 | GALLERIA ZA9C-R49 | GALLERIA XA7C-R47 | Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 4500搭載 |
CPU | Core i9-14900KF(3.2GHz~6.0GHz)、24コア/32スレッド | Core i7-14700F(2.1GHz~5.3GHz)、20コア/28スレッド | Ryzen 5 4500(3.6GHz~4.1GHz)、6コア/12スレッド |
グラフィックス | GeForce RTX 4090 24GB GDDR6X | GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X | GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
メモリー | 32GB(16GB×2)、DDR5-4800 | 16GB(8GB×2)、DDR4-3200 | |
ストレージ | 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4) | 500GB SSD(M.2 NVMe Gen4) | |
電源 | 1000W 80PLUS GOLD | 750W 80PLUS GOLD | 650W 80PLUS BRONZE |
OS | Windows 11 Home(64bit) | ||
価格(税込、11月14日現在) | 63万9980円 | 26万2980円 | 11万6980円 |
なお、今回この2機種での計測はフレーム生成を使用するをオフにして検証していることを先に断っておきたい。恐らく、フレーム生成を使用するをオンにすることで、さらにフレームレートが向上することも期待できる。
まずは、グラフィック設定を「ウルトラ」にして計測。ドシャグマが群れを成しているフィールドを周回した際のフレームレートを測っている。なお、天候としては太陽が出ていて晴れているとき限定で計測しているため、天候によってフレームレートが若干前後するかもしれないが、実際にプレイしていて、天候によってガクっと落ちてプレイに支障がでたということはなかったので安心してほしい。計測には「CapflameX」を採用しており、データ全体の1%となる1パーセンタイルフレームレートを最小フレームレートの代わりに使用している。
GeForce RTX 4090であれば、4K(高)で結構快適にプレイ可能!
まずは、GeForce RTX 4090を搭載するGALLERIA ZA9C-R49で計測。結果は、4Kで「グラフィック設定:ウルトラ」だと平均フレームレートが65fps、min(1%)が37.5fpsという結果になった。平均は60fpsを超えているが、min(1%)が少し心もとない。
次に「グラフィック設定:高」で計測したところ、4Kで平均が73.4fps、min(1%)が49.6fpsと、結構フレームレートが向上した。min(1%)が50fps弱まであれば、結構快適にプレイできるといっていいだろう。これにフレーム生成を使用するをオンにすれば、さらにフレームレートの向上が見込めるため、もしかしたら「グラフィック設定:ウルトラ」でも快適にプレイできるかもしれない。
WQHDの場合は、「グラフィック設定:ウルトラ」で平均71.8fps、min(1%)が42.3fpsとなった。min(1%)で40fps以上あるので、ウルトラでもそこそこ快適に遊ぶことができるだろう。こちらも「グラフィック設定:高」にすると平均が76.2fps、min(1%)が51.8fpsになり、十分快適に遊べる数値といえるだろう。
GeForce RTX 4070は、WQHD(高)で快適プレイ可能!
続いて、GeForce RTX 4070を搭載するGALLERIA XA7C-R47の結果を見ていこう。「グラフィック設定:ウルトラ」の場合は、4Kで平均が42.3fps、min(1%)が23.2、WQHDが平均54.7、min(1%)が31.3fpsなため、ウルトラの場合は4K、WQHDでのプレイはちょっと厳しそうだ。
「グラフィック設定:高」にすると、4Kが平均45.9fps、min(1%)が34.9fps、WQHDが平均66.2fps、min(1%)が48.2fpsという結果になった。GALLERIA XA7C-R47だと、WQHDで「グラフィック設定:高」が、快適に遊べる現実ラインといっていいだろう。
4Kで遊びたければGeForce RTX 4090、WQHDなら4070、フルHDなら4060 Ti搭載モデルを選ぼう!
以上がフレームレートの結果となる。前回のLightning-G AV-Ti5W Ryzen5 4500搭載の計測結果と今回の2機種を見比べてみると、実際に比較していないので予想でしかないが、ビデオカードだけでなくCPUもしくはメモリーの性能も結構影響しそうだなと感じた。オープンワールドかつ自由に行動するモンスターが複数いることを考えると、どちらかというと恐らくCPUの性能だろう。こちらは実際に本作が登場し、機会があればぜひ比較してみたいと思っている。
今回の結果では、4Kで遊びたいのであればGALLERIA ZA9C-R49、WQHDも視野に入れたいのであればGALLERIA XA7C-R47という結果になった。どちらも、グラフィック設定:高でしっかり遊べるというのは、うれしいポイントだろう。また、フルHDでグラフィック設定を高ないしウルトラで遊びたいという人も、GALLERIA XA7C-R47はオススメだ。価格も26万2980円からと、ゲーミングパソコンとしてはミドルハイくらいの位置付けだと思うので、冬のボーナスで検討するのもありではないだろうか。
もし、より価格を抑えたいのであれば、Lightning-G AV-Ti5W Ryzen5 4500搭載を検討してみてほしい。こちらは11万円台から購入できるので、比較的手が届きやすいのではないだろうか。ベータテストによってさらに期待が高まったモンスターハンターワイルズ。発売が楽しみだ。