このページの本文へ

ISMAPにも準拠し、規制業界のデータレジデンシーやコンプライアンスのニーズに対応

WithSecureのSalesforceセキュリティSaaS、日本国内にデータセンターを開設へ

2024年10月31日 13時05分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「WithSecure Cloud Protection for Salesforce(WithSecure CPSF)」

 ウィズセキュア(WithSecure)は2024年10月29日、Salesforceのセキュリティを強化するSaaSソリューション「WithSecure Cloud Protection for Salesforce(WithSecure CPSF)」について、年内に日本国内のデータセンターを開設すると発表した。金融/公共など規制の厳しい業界におけるデータレジデンシー(データ保管国の要件)やコンプライアンスのニーズに対応する。

 WithSecureのCPSFは、Salesfoceにアップロードされるファイルや入力されるURLに対してリアルタイムにチェックをかけることで、ランサムウェアやフィッシングといった脅威から企業を保護するセキュリティソリューション。特に、不特定多数の外部ユーザーからSalesforceにアクセスできるシステムにおいて採用されており、国内ではヤフー、大阪府などの導入実績がある。

 CPSFはこれまで、アメリカ、EU(アイルランド)、オーストラリア、シンガポールのデータセンターから提供されてきたが、今回ここに日本のデータセンターが加わり、データを国外に出すことなくCPSFのセキュリティ処理が可能となる。WithSecureではISMAP基準などの要件を満たすことも表明しており、厳格なセキュリティ/コンプライアンス要件に対応していく。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード