NTTドコモは、クリスマスイブの12月24日に予定されている4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥、WBO世界バンタム級王者の武居由樹両選手のダブル世界戦について、映像配信サービス「Lemino」(レミノ)で独占無料生配信することを発表した。Leminoでの独占無料生配信は9月の前戦に続くもの。
今度の井上尚弥防衛戦もLeminoで独占配信
「ドヘニー戦は冴えなかった」と語った相手に挑発のコメントも
AmazonプライムビデオとLeminoの間で独占配信が行き来している感があった、井上尚弥選手の防衛戦。今回は連続でLeminoが配信権をゲットした形になった。また、有明アリーナでの開催とプラチナチケット確実の入場券についても、dカードGOLD契約者、dポイントクラブ会員限定で割引価格による先行抽選販売を実施するなど、ドコモのユーザーにとってはメリットがかなり大きい形になっている。
その井上尚弥選手の3度目の防衛戦となる相手は、以前からネット上などで対戦要望を繰り返してきたオーストラリアのサム・グッドマン選手。19戦19勝の無敗でIBFとWBOで1位にランクされる指名挑戦者だ。
一方で、武居由樹選手の相手は未公表。現在は交渉中で、数日以内に発表予定とのこと。初防衛戦では、元世界王者の比嘉大吾選手との激戦だっただけにこちらにも期待が持てる。
井上尚弥選手は、世界1位にランクされつつも必ずしも世界的な評価は高くない対戦相手について「無敗のレコードには何かしらある」といつもどおりの冷静な雰囲気ではありながら、警戒のコメントを残し、「前の試合の自分を超えたい」と自らのさらなる進化を宣言した。
一方のサム・グッドマン選手は「パウンドフォーパウンド(でトップ)の相手であることは理解しているが、東京まで行って倒れるつもりはない」と挑発などはなく、自信を見せる。
さらに最後に井上選手は、会見を終了させようとする司会を遮り、自ら言いたいことがあるとマイクを握る。サム・グッドマン選手がネット上のインタビューで語っていた「井上-ドヘニー戦は冴えなかった」という内容に対し、「(冴えなかったのは)ドヘニーが塩試合をしたから」「グッドマン選手には熱い試合を」と真っ向から来てくれることを期待する言葉を残した。
なお、NTTドコモは、大橋ボクシングジム所属選手のマネージメント会社であるセカンドキャリア社が設立した「dドリームスポーツ&マネジメント」に出資。「ネクストモンスタープロジェクト」として、Leminoプレミアムの月額料金の一部を大橋ジムが実施するボクシング振興や選手育成支援、慈善活動への寄付などに用いる取り組みを実施する。