単体の電卓としてだけでなく
Bluetooth/2.4GHz無線/有線でPCに接続できる
メカニカル10パッドは私の購入目的とは少し異なるが、スタンドアローンの電卓として使うよりも、PCやスマホに接続することで外部テンキーパッドとして活用できるのがウリだ。接続手段はBluetooth、2.4GHz無線(付属ドングル使用)と付属のUSBケーブルによる有線接続の3種類となる。
接続方式はメカニカル10パッド最上段左側にある、セレクタースイッチを左右に倒すことでBT(Bluetooth)と2,4(内蔵ドングル使用の2.4G無線)を選択できる。有線接続の場合は中央の「OFF」を選択する。
経理のプロでも表計算のプロでもなく、キーキャップの数字を見ながら叩いている筆者は、メカニカル10パッドをPCやスマホ、タブレットなどに接続して使う機会は、実務でも趣味でもあまりなさそうだ。
しかし、メカニカル10パッドの最大のウリの機能なのでできるかどうかに興味があり、実際にすべてをやってみた。今回、メカニカル10パッドを外付け10キーパッドとして接続したホストデバイスは全部で3種類。まずは、「ThinkPad X1 nanoとBluetooth接続」。そして「Xiaomi 14 ultra」ともBluetoothで接続してみた。
続いて「メカニカル10パッド専用の2.4Gドングルを使用してThinkPad X1 nanoのUSB Type-CポートにType-A-Type-Cコンバーターを経由して接続」。これも問題なく動作した。最後に「付属の充電用USBケーブルを使用してデスクトップPCであるThinkCentreのUSB Type-Aポートに接続」した。
結果的にはいずれも問題なく表計算アプリにキー入力できたのだが、付属の長いUSBケーブルがデスク上では邪魔だったのでモバイルバッテリーと一緒に愛用している長さ15㎝のAnkerの両端がType-Cのケーブルに替えてみたところ、残念ながらこれは使用不可だった。Type-A-Type-Cのショートケーブルは問題なかった。
メカニカル10パッドはCherry MX互換のクリッカブルでメカニカルな心地よいPCキーボード用キースイッチを採用し、PCなどの外部テンキーパッドとしてもスタンダローンの電卓としても活躍できる逸品だ。加えてキースイッチもホットスワップできるので、お好みのキータッチとサウンドにこだわマニアの期待にも応えてくれそうだ。
今回の衝動買い
・アイテム:8BitDo「Retro 18 Mechanical Numpad」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:7820円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
この連載の記事
-
第806回
トピックス
これはデカい!64TBはありそう? なんちゃってmicroSD風カードリーダーを衝動買い -
第805回
トピックス
キーボードのステップスカルプチャーの美に盾突く、超かわいい子熊キーキャップを衝動買い -
第804回
トピックス
超久しぶりのライブ用に目立ち度抜群な”光るピック”を衝動買い -
第803回
トピックス
大事なモノを“隠すガジェット”衝動買い -
第802回
トピックス
チプカシなのになぜかデカい! チプカシ型目覚まし時計を衝動買い -
第801回
トピックス
離席時に便利な電子ペーパー版メッセージボードを衝動買い -
第800回
トピックス
「いつもあなたのことを思ってる!」をポケットに入れられる! 「ポケットハグ」を衝動買い -
第798回
トピックス
白内障で片眼の手術後、高度近視の筆者が自動焦点アイウェアの「ViXion01」を衝動買い(続き) -
第797回
トピックス
白内障で片眼の手術後、高度近視の筆者が自動焦点アイウェアの「ViXion01」を衝動買い -
第796回
トピックス
集合住宅の玄関から自室までをスマホだけで解錠 指ロボット「+Style スイッチ」を衝動買い - この連載の一覧へ