電源ユニットは奥行き130mmモデルが狙い目
「Mode 5」で組む際に注意したいのが電源ユニットのサイズ。ここでは奥行き130mmと短いモデルを組み合わせたため、ケーブルを収納するスペースを確保できている。そのためケーブルの取り回しはスムーズにできた。標準的な140mmまたは150mmモデルでも問題はないが、コネクター部の長さや、ケーブルの硬さなどの要素次第で取り回しの難易度は変化しそうだ。
なお、手持ちの電源ユニットがホワイトモデルだったので、本稿ではModel 5 GF-M5-NV-Editionに合わせて、ATX24pinとCPU12V 8pin×2ケーブルには、グリーンとブラックカラーの延長メッシュケーブルを用意した。そのため、両ケーブルはかなり余裕が出てしまったが、裏面スペースに収めることはできた。
フィギュアを置いて「Model 5」PCは完成だ
最後に電源ユニットチャンバー下部のプレートに、手持ちのニャンコフィギュアを置き、LEDを設定することで「Model 5」PCは完成だ。
電源ユニットの奥行きなどには注意が必要になるが、そのほかのパーツは選ばずに組み込めた「Moled 5」。ファンのコストはかかるが、ピラーレスPCケースながら、”高いエアフローを実現”、前面側面に電源ユニットチャンバーを備えた”独特なデザイン”、好みのフィギュアなどを飾れる”展示プレート”といったポイントに、PC自作経験者なら詰まることなく組める構造を備えたオススメ度満点のピラーレスミドルタワーPCケースと言える。
PC自作初心者も、パーツ選定はパーツショップ店頭スタッフに相談すれば問題なしだ。さらに有料にはなるが、ショップの組み立て代行を利用すれば、RGB LEDパーツの配線や、裏面スペースの取り回しといった高難易度の作業も関係なしだ。
自作経験者も、初心者もこの秋冬にピラーレスPCを組もうと考えているユーザーは、Geometric Future「Model 5」をぜひ候補に入れてほしい。