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なんと1km届く! HaLow対応のWi-Fiモジュール「T-Halow」が予約受付中

2024年10月05日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 1km程度の長距離通信が可能な、LILYGOブランドのWi-Fiモジュール「T-Halow」がShigezoneにサンプル入荷。10月中旬頃の販売開始を予定しており、現在は4900円で予約を受け付けている。

T-Halow
T-Halow

諸々の制限がある代わりに1kmの長距離通信が可能な、HaLow対応のWi-Fiモジュール。予約受付中で価格は5000円切り

 日本国内では2022年9月の電波法改正により利用可能になった、Wi-Fi HaLow(IEEE802.11ah)に対応した特殊なWi-Fiモジュール。Arduino IDEなどの開発環境が必要なため簡単に使用できるものではないが、一般的なWi-Fiより大幅に距離の長い1km程度の通信が可能という。

 Wi-Fi HaLowは920MHz帯を利用するIoT向けのWi-Fi規格で、長距離の通信が可能な反面、Duty比10%制限、稼働時間が1時間あたり累計360秒までなどの制約があり、大容量通信には使用できない。あくまでセンサーの計測数値や連続しない広範囲監視映像の送受信などを想定した規格だ。

T-Halow
T-Halow

イーサネット端子付きの基板で、電源として18650電池も必要になる

T-Halow
T-Halow

側面にはUSB Type-CやmicroUSB、microSDスロットなどを備えている

 販売されるWi-Fiモジュールは日本国内で使用可能な技適を取得したもので、他の802.11ah対応機器と組み合わせるか、本モジュールを2台使用することでWi-Fi HaLow通信ができる。ショップによれば、「HaLowはTCP/IPがそのまま通るため、LPWAボードの中でも扱いやすい部類」とのこと。

 

【取材協力】

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