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JEEP初のEV「アヴェンジャー」日本上陸! 航続距離486kmで日本のEV市場への起爆剤になるか

2024年09月30日 12時00分更新

文● スピーディー末岡 編集●ASCII

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JEEP80年の歴史の中で初のEV
コンパクトSUVの「Avenger」が登場!

 JEEP(Stellantis)は同ブランド80年の歴史の中で初となる電気自動車(EV)モデル「Avenger(アベンジャー」を日本で発売する。もともとは2022年のパリ・モーターショーで発表されたモデルで、満を持しての日本上陸となった。ラインナップは「アルティチュード」のみだが、発売記念モデルの「ローンチエディション」も150台限定で発売する。

JEEP

JEEP「Avenger」

 アルティテュードの価格は580万円で補助金が65万円。ローンチエディションは約33万円ぶんのオプションがついて595万円と、オトクな設定になっている。

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このドームからアンベールされた

 アベンジャーはJEEPのラインナップの中ではエントリーモデルに位置付けられ、スモールSUVと言われた同ブランドの「レネゲード」のボディーサイズが4225×1805×1695mm、ホイールベース2570mmに対して、4105×1775×1595mm、ホイールベース2560mmと、かなり小型になったことがわかる。特に横幅が1800mmを切っているので、日本の道でも取り回しはしやすそうだ。なお、車両重量は1570kg(総重量は1945kg)。

 最初にプレゼンテーションをした、ステランティス ジャパン代表取締役社長の打越 晋氏によると、今、日本では輸入車のEVが売れており、2023年は国内のOEMモデルよりも売れたという。「日本のEV市場で探究心や冒険心を呼び起こす起爆剤となる新しいモデル」だと自信を見せた。JEEPでは先にハイブリッドモデルも出しているが、ハイブリッドに軸足を移したわけではなく「エンジン車だろうがハイブリッドだろうがEVだろうが、魅力的でないといけない。お客様に選択の喜びを提供する」そのためのEV投入とのこと。

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ステランティス ジャパン代表取締役社長 打越 晋氏

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輸入車EVは国産EVの販売台数を逆転したという

 また車種名のAvengerだが、直訳すると“復讐者”とものものしい名前だが、ステランティスジャパン プロダクトゼネラルマネージャーの渡邊由紀氏によると「日本語にすると悪事を働いた人に往復する人、となります。そう、正義の味方として誕生したのです」と説明した。日本市場で正義の味方として活躍してほしいとの意味から生まれたとのこと。また、すでに販売が始まっているヨーロッパではすでに10万台以上が売れているようで、「レネゲードより小さいので、大きなクルマが苦手という女性にもアプローチできる」と語った。

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ステランティスジャパン プロダクトゼネラルマネージャー 渡邊由紀氏

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JEEPファミリーの末っ子としてAvengerは誕生した

オフロードも走れるEV
航続距離は486kmで長距離移動も心強い

 電気自動車といえば気になる航続距離。なんと、54kWhのバッテリーを搭載し486kmを実現している。パワーユニットは交流同期式モーターの前輪駆動で、最高出力156PS(115kW)/4070~7500rpm、最大トルク270N・m(27.5kgm)/500~4060rpmを発生。またオフロードを走ったときのためにアンダーボディーにバッテリーを保護するプレートが装着されている。

 そのほか、走行モードを6種類(ノーマル、エコ、スポーツ、スノー、サンド、マッド)から選択できる「セレクテレイン」、下り坂でも一定の速度をアシストしてくれる「ヒルディセントコントロール」も搭載。運転支援機能もACC(アダプティブクルーズコントロール)やレーンポジションアシスト、レーンキーピングアシストなどなど、多くの機能が標準搭載される。

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これはローンチエディションでカラバリはサンメタリック

 本体のカラバリはサンメタリック、グラナイトメタリック、ボルケーノ、スノーの4色をラインナップしている。インテリアは共通してブラックのみ。

 また、成約キャンペーンとして、先着500名に全国の充電スポットで使える「ジープチャージングカード」がプレゼントされる。カード発行手数料、普通・急速充電が使える月額会員料、月180分相当の充電料金が6ヵ月間サポートされる。

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半年間、諸経費をサポートしてもらえるキャンペーンは魅力的

 Z世代にも人気というJEEP。打越社長の言う通り、なにかとネガティブに語られる日本のEV市場の起爆剤となるのか、試乗車が用意され次第、試乗してその実力を試してみたい。

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