プロ向け映像制作ツールとの連携をさらに拡大、ワークフローを効率化

Dropbox Replayが「Avid Media Composer」「Atomos」とも統合可能に

文●ASCII

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映像のレビュー作業を効率化する「Dropbox Replay」

 Dropboxが2024年9月、プロ向け映像制作ツールとの連携拡大を相次いで発表した。今回は、映像編集ツール「Avid Media Composer」と映像のクラウドレビューツール「Dropbox Replay」の連携、モニターレコーダーである「Atomos Ninja/Shogun」とDropbox/Dropbox Replayの連携だ。

Avid Media Composer:Replayに集約したフィードバックコメントを取り込み可能に

 Dropbox Replayは、レビュワーがアップロードされた映像をWebブラウザで再生しながら、修正指示などのコメントや画面上へのマーカー(描き込み)を行えるツールだ。分かりやすいインタフェースを使い、映像の特定のタイミングに対してフィードバックが行えるため、レビュワーと映像編集者の間で認識の違いが起こりにくい。また、複数のレビュワーによるフィードバックが一カ所(Replay)に集約されるため、レビューと編集の作業を効率化できる。

 Replayでは、すでに「Adobe Premiere Pro」「Adobe After Effects」「DaVinci Resolve」「Apple Final Cut Pro」「Avid Pro Tools」などとの連携機能を提供している。

 今回のMedia Composerとの連携は、Replayに書き込まれたフィードバック(タイムスタンプ付きのコメント)をテキストファイルとしてダウンロードし、Media Composerにインポートできるというもの。Replayに集約されたすべてのフィードバックコメントが、ツールを切り替えることなくMedia Composerのプロジェクト上で確認できるようになり、編集作業の効率化につながる。

Atomos:“カメラからクラウドへ”のスムーズな映像移動を実現

 Atomosのクラウド接続型モニターレコーダーであるNinja、Shogunとの連携では、「Atomos Cloud Studio」経由で映像をDropboxに送信できるようになった。さらに、その映像をReplayでシームレスに共有し、映像へのフィードバックを集めることも可能だ。

 これにより「映像制作者がどこからでも映像を確認し、共同編集者と共有して、リアルタイムでフィードバックをもらう」ことが実現し、「撮影後も中断なしににスムーズに編集作業に取りかかることができる」ようになるとしている。

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