アマゾンは9月18日、日本国内でメッシュWi-Fiシステム「eero(イーロ)」の展開を開始した。価格は1万9980円から。専用子機でメッシュWi-Fiを構築できるほか、対応する「Amazon Echo」シリーズをWi-Fi中継機化する機能も備える。
スマートホーム連携からWi-Fi中継機能まで幅広く対応
今回日本での発売が発表されたのは、以下の3製品。「eero 6+」「eero Pro 6E」はすでに販売が始まっており、最上位モデルの「eero Max 7」も10月23日から販売を開始する予定だ。
●eero 6+
価格:
・1ユニット:1万9980円
・2ユニット:2万8980円
・3ユニット:4万2480円
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6
通信速度:最大1Gbps
同時接続台数:最大75台
●eero Pro 6E
価格:
・1ユニット:3万6980円
・2ユニット:6万480円
・3ユニット:8万2980円
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E
通信速度:最大2.5Gbps
同時接続台数:最大100台
●eero Max 7
価格:
・1ユニット:9万5980円
Wi-Fi規格:Wi-Fi 7
通信速度:
・有線:最大9.4Gbps
・Wi-Fi:最大4.3Gbp
同時接続台数:最大200台
各モデルともに、iOS/Androidのeeroアプリを使ったルーターの設定や、ネットワーク経路の最適化など、メッシュWi-Fiルーターの基本機能をしっかり抑えているほか、スマートホームハブとしてZigbee、Matter、Threadに対応した製品をコントロールする機能も搭載している。
他社のメッシュWi-Fiルーターにはない特徴として、「Echo Pop」「Echo Dot(第4/第5世代)」など、対応する一部のEchoデバイスをWi-Fi中継器化する機能も今後実装予定。こちらは最大通信速度100Mbpsで、約10台のデバイスの同時接続をサポートする。
関連サービスとして、セキュリティー系の機能やサービスをまとめた有料オプション「eero Plus」も用意。契約したユーザーには高度なオンラインセキュリティー機能やペアレンタルコントロール機能のほか、パスワード管理サービス「1Password」やVPNサービス「Guardian」の利用権が提供されるという。
eeroは2014年に創業した家庭用メッシュWi-Fi機器を提供するベンチャー企業。2019年にアマゾンに買収され、子会社化されている。