「グーグルの検索結果にAIが生成した画像が表示される」という話題が注目を集める中、同社は検索結果の透明性向上に向けた新たな取り組みを開始した。
グーグルは9月17日、近い将来、検索結果に「来歴情報」を表示する機能を導入すると発表した。来歴情報が含まれるコンテンツが検索結果に表示された場合、ユーザーはコンテンツがAIによって生成または編集されたものかどうかを簡単に判断できるようになる。
グーグルはC2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)という団体が開発したメタデータ技術を採用し、AIが関与したコンテンツに特別なタグを付与する。これにより、ユーザーは検索結果などに表示された画像情報を確認するための「この画像について」機能を通じて、画像がAIによって生成または編集されたものかどうかを確認できるようになる。
さらに、グーグルはこの技術を広告システムにも導入する予定だ。これにより、AIが生成したコンテンツを含む広告がグーグルのポリシーに準拠しているかどうかを確認しやすくなる。また、YouTubeにおいてもAIが生成または編集した動画にラベルを付ける方法を検討している。