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マステに水性ペンで字が書ける下地ペン「ジカケル」 (しかしそもそも塗料が乗りにくいのがマステだが)

2024年09月17日 15時40分更新

文● Ykm/s 編集●ASCII

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 シヤチハタは9月17日、マスキングテープ用下地ペン「ジカケル」の一般販売を開始した。

 マスキングテープに塗布することで水性インクでもはじかずに書くことができる下地ペン。無色透明なのでマスキングテープのデザイン性を損なわずにメモ書きやデコレーションできる。

 使い方はマスキングテープに塗布しておよそ30秒乾燥させるだけで水性インクをはじかなくなるため、好みのペンを利用でき、書いた文字は乾燥するとこすっても落ちなくなる。価格は385円。

 2023年12月に公式オンラインストア「シヤチハタオフィシャルショップ」と「文具女子博2023」にてテスト販売し、「こんな商品が欲しかった」「マスキングテープのデザインが損なわれないのがいい」「水性ペンや万年筆でも、インキが弾かず書きやすい」「マスキングテープの使い方を変える商品」といった大きな反響があり、再販を望む声も多数寄せられたことから一般販売に至ったという。

 いまや「マステ」と呼ばれて人気文具のマスキングテープだが、もともとマステは「塗装する際に塗装部分以外を覆う(マスクする)」ために使うテープなので塗料が乗りにくい表面加工な標準的な仕様でありペンで書けなくて当然の商品。手帳やノートに多用され、文具売り場などにはカラフルなマステが並ぶ現在のブームはともかくとして、本来は塗料が乗らないための商品にインクを乗せるために加工するというのもなんだか妙な話ではある。

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