「BAKUNE」シリーズで知られる「TENTIAL」がプレスカンファレンスを開催
TENTIAL、疲れを取る寝巻「BAKUNE」の2024年モデルと「第二種医療機器製造業許可」取得を発表
2024年09月18日 06時00分更新
2024年9月3日、東京五反田の「五反田JPビルディング」にて、ウェルネスブランド「TENTIAL(テンシャル)」がプレスカンファレンス「Potential Conference'24 F/W」を開催した。同社が立ち上がった2018年からこれまでの歩みや、他企業との共同で行った取り組みのほか、注目の新商品の発表が行われた。
「BAKUNE」シリーズの累計販売数は70万着に到達
まずは代表取締役CEOの中西裕太郎氏が登壇。今年で7期目を迎えた「TENTIAL」の「これまでの歩み」や、注目のトピックスや取り組みを紹介した。
同社の代表製品である「BAKUNE」は、2021年の販売開始以降、累計販売枚数が70万枚以上に到達。睡眠時のコンディションに注目するユーザーが増えている証左といえる。
また、「TENTIAL」ではさまざまなアスリートのコンディショニングサポートを行っている。今回、新たにパラアルペンスキーやパラ陸上競技で活躍する村岡桃佳選手とのサポート契約を締結したことを発表。
登壇した村岡選手は「『TENTIAL』のサポートを頼もしく思っている」とコメントしており、さらなる躍進が期待される。
他にも、「第二種医療機器製造業許可」を取得したことも中西CEOから発表された。これまでは医療機器登録は他社に委託していたが、今後は自社で一般医療機器の届け出、管理医療機器の登録を行うことが可能。これまで以上のスピード感で医療機器の製造販売が可能になった。
企業とのコラボレーションも積極的に行う
「TENTIAL」は企業とのコラボレーションを活発に行っており、過去にはNTT東日本などとの共同で、コンディショニングに関する実験を実施。
今回、新たに「サイバーエージェント」と「ビックカメラ」との実証実験が行われ、その結果発表も行われた。
まず「サイバーエージェント」との実証実験では、社員29名が血行促進効果のある特殊繊維「SELFLAME」を用いたウエアと一般的なドライシャツとパンツを着用。それぞれの衣服での主観的な睡眠評価と客観的な睡眠評価を測定したところ、睡眠の質と時間が向上し、日中の眠気改善にも成功したとのこと。
執行役員CROの舟山健太氏はこの結果について「睡眠の質を改善することで、1人当たり17万円の掲示損失を変えることにもつながる。7日間という短い期間で有利な結果が出たのが大きい」とコメント。
また、「ビックカメラ」との共同実験では、フロアで接客業務を行うスタッフの衣服を変えることで、肉体疲労や目の痛みが改善するという結果が出たとのこと。
スタッフのプレゼンティーイズム(心身の不調により本来のパフォーマンスが発揮できない状態)を回避、または改善することにつながる有効な結果が出ており、今後も引き続き企業や自治体とコラボレーションを行っていくとしている。
新発売の注目アイテム
最後に、今後発売される新製品のプレゼンテーションが行われた。
まずは人気の「BAKUNE」シリーズから、新たに3種類の新素材ウエア「BAKUNE Velour」、「BAKUNE Pajamas Satin」、「BAKUNE Soft Knit」が登場。2024年10月上旬より発売する。
「BAKUNE Velour」(【上下セット】税込3万3880円)は柔らかく温かみのあるベロア素材、肌触りが良くラグジュアリーなサテン素材、ソフトな触り心地のソフトニット素材「BAKUNE Soft Knit」(【長袖上下セット】税込3万1900円)が新たにラインアップされ、特にサテン素材の「BAKUNE Pajamas Satin」(【上下セット】税込3万5860円)は「ギフトにも良いアイテム」とのこと。
また、特殊素材を用いた掛布団「BAKUNE Comforter」の2024年冬モデル「BAKUNE Comforter Extra Warm」(【シングル】税込4万2900円ほか)、敷きパッド「BAKUNE Bed Pad Warm」(【シングル】税込1万7930円ほか)も登場。「『TENTIAL』史上最も暖かい掛け布団」と謳(うた)っており、3回の増産が行われるほど高い人気を誇った2023年冬モデル以上に注目を集めている。
ほかには、普段着としても使える機能性ウエアやマイクロファイバーポリウレタン製のサンダルなど11点のアイテムも発表された。「快適な長距離の移動」をテーマとしており、長い時間でもリラックスして過ごせるようなアイテムがそろっている。
近年伸びているウエルネス事業の中でも、「ライフパフォーマンスを整えること」にフォーカスしたサービスを展開する「TENTIAL」には大きな注目が集まっている。
アスリート、企業、自治体とさまざまな方向へと展開しているが、今後どのような取り組みを行うのかに注目したい。