iPhone 16徹底特集 最新チップA18搭載でAI対応! Apple Watch/AirPodsも 第8回
5分でわかるiPhone 16発表会2024まとめ iPhone 16 Proは画面サイズアップ!
2024年09月10日 07時00分更新
アップルが10日未明に開催したイベントで、iPhone 16/16 Proのほか、Apple WatchやAirPodsの新製品を発表。
そんなイベントの様子を5分でわかるように、発表順にダイジェストでお届けします!
画面が大きくなってカラバリにチタニウム追加
睡眠時無呼吸も検出可能な「Apple Watch Series 10」
Apple Watch Series 10は過去モデル(4、5、6、SE)と比べて表示面積が30%増えたLTPO3 Retinaディスプレイを採用。広視野角OLEDで斜めから見たときの明るさが40%向上したという。また、厚さは9.7mmと10%薄くなり、重さは30gに(42mmモデル)。
素材とカラバリはアルミニウムケースがジェットブラック、ローズゴールド、シルバー。チタニウムケースはスレート、ゴールド、ナチュラルと各3色ずつ。
バッテリーの性能は30分で80%まで充電ができるようになった。
チップセットは64ビットデュアルコアのS10 SiPに。4コアのニューラルエンジンを搭載する。AI処理により、Apple Watch上で翻訳機能などが使えるようになった。
ヘルスケア機能は睡眠記録で「睡眠時無呼吸」が検出できる。睡眠時無呼吸は治療しないと重大な疾患に繋がるおそれがあるので、この通知は医療機関で受診するときに役立つだろう。
新しい水深・水温センサーを搭載し、深く潜るシュノーケリングなどのウォータースポーツで活躍しそうだ。
価格はアルミニウムが5万9800円から、チタニウムが10万9800円から。予約は今日からで、20日に発売。
また、Apple Watch Ultra 2の新しいカラバリ、ブラックも発表された。マットなブラックのボディーに、チタニウムミラネーゼループのバンドは、シックで上質な雰囲気。この組み合わせの価格は14万4800円。
同時にファッションブランドのエルメスとコラボした「Apple Watch Hermès Ultra 2」も登場した。価格は19万6800円から(42mm)。
アクティブノイズキャンセリング初搭載!
充電はUSB-Cに対応「AirPods 4」
自分の耳に合わせてサウンドを調整してくれるアダプティブイコライゼーションに、シリーズ初搭載となるアクティブノイズキャンセリングが特徴の「AirPods 4」。アクティブノイズキャンセリング非対応のモデルも同時に発売する。
チップセットはH2ヘッドフォンチップを採用。よりパワフルな音質、よりインテリジェントな機能になった。
アクティブノイズキャンセリングもH2チップだからできること。飛行機やクルマのエンジン音、空調の音などの雑音をシャットアウトする。外部音取込モードや会話感知機能もあり、必要なときにノイズキャンセルをしてくれる。さらに「声を分離」機能で、風切り音などを最小化して、クリアなボイスで通話が可能に。
充電はUSB Type-Cに対応。充電ケースは前モデルより10%以上小型化された。ワイヤレス充電にも対応し、「探す」アプリのためのスピーカーも内蔵。
価格はANCなしが2万1800円、ANC搭載モデルが2万9800円。予約は今日からで20日に発売。
現在発売中の「AirPods Max」に新色が追加されることもアナウンスされた。新しいカラバリはブルー、パープル、ミッドナイト、スターライト、オレンジの5色。発売日は20日で、価格は8万4800円。
また、AirPods Pro 2にも新機能が加わった。難聴をサポートするもので、大きな音を軽減して、聞こえづらい音を強調してくれるというもの。この機能は日本を含む世界各国で、今秋にアップデートで利用可能になる。
アクションボタンとカメラボタンが追加!
A18チップで重いゲームも得意になった「iPhone 16」
ディスプレーサイズは6.1型(iPhone 16)、6.7型(iPhone 16 Plus)とこれまで通りだったが、見た目で大きく変わったのはカメラコントロールボタンとアクションボタンが追加されたことだ。
カラバリはウルトラマリン、ティール、ピンク、ホワイト、ブラックの5色
チップセットはA18を搭載し、GPU性能も上がってAAAクラスのゲームも遊べる。テンセントのゲーム「Honor of Kings:World」はiPhone 16に最適化されており、来年ローンチ予定。また、従来どおり、レイトレーシングにも対応。
Apple Intelligenceは来年の導入だが、A18チップになったおかげで作文や文字起こしの要約などができるようになった。
カメラは2眼だが、48MPの標準では光学2倍、12MPの超広角ではマクロも対応するので、4種類の撮影が可能に。また、カメラコントロールボタンでは、ズーム以外にもモードを変更したり、UIの表示を消したりもできる。
価格はiPhone 16が128GBが12万4800円、256GBが13万9800円、512GBが16万9800円。
iPhone 16 Plusは128GBが13万9800円、256GBが15万4800円、512GBが18万4800円。
13日の金曜日の21時から予約開始で20日から発売。
額縁が細く、ディスプレーが大型化!
過去最強のiPhoneなのは間違いない「iPhone 16 Pro」
iPhone 16 Proシリーズは従来よりもさらに大きくなった。ディスプレーが6.3型、Pro Maxが6.9型と、0.2型大型化した。ベゼルはApple製品の中で最も細いとのこと。
カラバリはブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ナチュラルチタニウム、デザートチタニウムの4色。
熱伝導率の高い、100%再生アルミニウムのパネルを埋め込みつつ、放熱のために背面ガラスを最適化した。
チップセットはA18 Proで、iPhone 16に搭載されているA18の上位モデル。新しい6コアCPUと6コアGPU、そして16コア ニューラルエンジンで、Apple IntelligenceやAAAクラスのゲームも快適に動作する。
カメラは超広角が48MPへと進化。カメラコントロールボタンですぐにカメラアプリを起動できるようになった。今後のアップデートで、軽く押すとピントと露出が固定される2段階シャッターも可能になる。動画は4K 120fpsまで撮影できる。
動画を撮影する際にオーディオミックス機能が追加。フレーム内の人物の声を強調したり、周囲の音も拾ったり、スタジオ録音のような音にしたりと、動画制作の幅が増えた。
価格はiPhone 16 Proが128GB:15万9800円、256GB:17万4800円、512GB:20万4800円、1TB:23万4800円
iPhone 16 Pro Maxは256GB:18万9800円、512GB:21万9800円、1TB:24万9800円
予約は13日からで発売は20日。
この連載の記事
-
第72回
iPhone
iOS 18.1.1配信開始 重要なセキュリティ修正を含み、すべてのユーザーに推奨 -
第71回
iPhone
【写真家レビュー】iPhone 16 Proのカメラは15からの継承 カメラコントロールは予想できない進化に期待したい -
第70回
iPhone
iOS 18.1配信開始 英語ではApple Intelligenceが利用可能に! -
第69回
iPhone
Mac上でiPhoneを操作できて何が便利? iOS 18の新機能「iPhoneミラーリング」はSNSアプリによさそう -
第68回
iPhone
アップル「iOS 18.0.1」配信 iPhone 16タッチスクリーン不具合が修正 -
第67回
iPhone
カメラコントロールはともかく、iPhone 16の左側に付いたアクションボタンは普通に超便利! -
第66回
iPhone
iPhone 16のUSB-C充電はどうやら最大30W!? 実際に充電して試した -
第65回
iPhone
アップル「iPhone 16」バッテリー交換方法を公開(ただし素人には難しい) -
第64回
iPhone
アップル「iPhone 16」カメラの仕様説明を静かに変更 「反射防止レンズコーティング」消える -
第63回
iPhone
バッファロー、同社のWi-Fi 7対応ルーターとiPhone 16の接続を確認 -
第62回
Apple
アップル「iOS 18.1」パブリックベータ公開 AI機能試せる - この連載の一覧へ