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G-Master Luminous RGB Z790 IIをレビュー

「光ってればゲーミングPC」という風潮に断固NO! 究極のライトアップPCを紹介しよう

2024年09月01日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社サイコム

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定番ベンチマークでわかった確かな実力

 ここまではデザイン面を中心に、ライトアップ機能まで見てきたが、ゲーミングPCだけにやはり性能面も気になるところ。そこで、定番ベンチマークソフトを使い、簡単に性能をチェックしてみた。

 まずはCPU性能として、「CINEBENCH R23」と「CINEBENCH 2024」を試してみよう。どちらもCGレンダリングにかかる時間からCPU性能を評価するもので、結果は「pts」という単位の独自スコアーで表示されるが、両者の数値は単純比較できない点は注意してほしい。

 試用機のCPUはCore i7-14700K。8基のPコアと12基のEコアを搭載した20コア/28スレッドCPUで、ターボブースト時の最大動作クロックが5.6GHz。インテルの推奨電力設定はプロセッサーのベースパワー(以下、PL1)が125Wで、最大ターボパワー(以下、PL2)が253Wとなる。

 しかし、G-Master Luminous RGB Z790 IIの電力設定を見てみると、PL1が200W、PL2が253Wに変更していた。つまり、短時間作業向けの電力設定はそのままだが、長時間作業においてはインテルの想定を上回る性能になりそうだ。

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CINEBENCH R23の結果

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CINEBENCH 2024の結果

 結果はご覧の通りで、CINEBENCH R23ではMulti Coreテストが31564ptsで、Single Coreテストが2154pts。CINEBENCH 2024では、Multi Coreテストが1772ptsで、Single Coreテストが125ptsとなった。期待通りの性能がしっかりと出せている。

 続いてPCの総合性能を「PCMark 10」で見てみよう。このベンチマークソフトは、ブラウザーやビデオ会議、オフィスソフト、動画や写真編集など、多くの用途で性能を計測し、PC性能を総合的に評価してくれるというもの。

「光ってればゲーミングPC」という風潮に断固NO! 究極のライトアップPCを紹介しよう

PCMark 10の結果

 総合スコアーは9751と高め。テストグループ別の結果は、アプリの起動やブラウザー、ビデオ会議を試すEssentialsのスコアーが11965で、主にオフィスソフトの性能となるProductivityのスコアーが12169。

 動画や写真編集といったクリエイティブ用途のDigital Content Creationは17280と、いずれも好スコアーをマーク。どんな用途でもそつなくこなせる性能があるのは間違いない。

 ゲーミングPCに重要な3Dグラフィックス性能は、「3DMark」でチェック。多くのテストが用意されているが、まずはDirectX 12 Ultimateに対応し、リアルタイムのグローバルイルミネーションやレイトレーシングなどを駆使したテストとなる「Speed Way」を見てみよう。

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3DMark:Speed Wayの結果

 アッパーミドルクラスとなるGeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載ビデオカードを採用しているだけあり、スコアーは6403と高め。これ以外のテスト結果は以下にまとめておくので、性能比較の参考にしてほしい。

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3DMarkの結果(まとめ)

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