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iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第37回

iPadのマルチタスク機能をマスターする②

【活用提案】アプリを重ねて表示できる「Slide Over」と2画面表示の「Split View」を組み合わせてもっと便利に!

2024年10月23日 13時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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Slide OverとSplit Viewを使った上級テクニック

 ここからは、Slide Overに加えて、Split Viewも含めた上級テクニックを紹介していこう。

●「Safari」を2画面で表示する

 Webサイトをチェックしているとき、いま見ているページと新しく開くページを一緒に見たいことがある。しかし、「新しいタブ」で開いてしまうと、そちらのタブが全画面で表示されてしまう。

 このような場面では、Split Viewを使って「Safari」を2画面で表示すると便利だ。リンク先を新しい画面で表示させたい場合は、リンクを長押しして「新しいウィンドウ」を選択する。

「Safari」でリンクを長押しし、「新しいウィンドウ」を選択する。

Split Viewの画面になり、リンク先が分割されて表示される。

●Split ViewとSlide Overで3つのアプリを同時に操作

 Split Viewを使っているときにSlide Overを実行すると、最大3つのアプリを同時に操作できるようになる。例えば、「Safari」で2つのWebサイトをチェックしているときに、メモを取るために「メモ」アプリを表示するといった操作が可能だ。

 ただ、iPadで3画面表示というのはけっこう狭いので、使う機会は少ないかもしれない。でも、3画面で操作できることを知っていれば、どこかで役に立つこともありうるので、覚えておいて損はない。

Split Viewにしている状態で、上の画面のようにアプリをドラッグ&ドロップする。

これでSplit ViewとSlide Overが組み合わされ、最大3画面でアプリを使えるようになる。

●Slide OverのアプリをSplit Viewに切り替える

 Slide Overは、そのアプリをちょっと使うぶんにはいいが、それなりにきちんと使いたい場合には不向きな表示方法だ。そんなときは、Split Viewを使うか、フルスクリーンで表示させたほうがいいだろう。この場合も、「…」のメニューから表示方法を切り替えられる。

Slide Overのウィンドウの「…」をタップし、「Split View」を選択する。

Split Viewで表示する位置の選択肢が表示されるので、好みの位置をタップする。

Slide Overのウィンドウが、Split Viewで表示される。

●Split Viewで開いているアプリをSlide Overで表示する

 逆に、Split Viewで2つのアプリを開いている状態から、片方のアプリをSlide Overで表示させることもできる。「いまは使わないが、またあとで呼び出す可能性がある」といった場面で利用すると便利なテクニックだ。

 この場合は、Slide Overで表示させたいアプリの「…」をタップして、「Slide Over」を選択するだけだ。

Slide Overで表示させたいアプリ側の「…」をタップし、「Slide Over」を選択する。

アプリがSlide Overのウィンドウで表示され、もう一方のアプリは全画面で表示される。

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