27インチ4Kディスプレー「PRO MP273U」が3万円台、PIP/PBP機能で作業の合間にPS5もプレーできる

2024年08月16日 11時00分更新

文●飯島範久　編集●三宅／ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

　OSDの操作は、MSIお得意のナビキーではなく、ボタン方式。スティックタイプに慣れ親しんでいる身としては、サクサク利用するまでに慣れが必要だった。また、MSI提供の「Display Kit」アプリにも対応。色味の設定やウィンドウの配置機能などが利用できる。

OSDの操作はボタン方式。一番右は電源ボタンなので注意

OSDの画面。ブルーライトカットなどの機能はここから設定する

MSI提供の「Display Kit」でパソコンから、便利な機能や色味などを変更できる

作業領域の広さはビジネスで重要

エクセルの場合は、解像度が高いほうが広く使えて作業効率がいい

　早速デスクに設置して使ってみた。スタンドに重しとなる金属が入っておらず、軽くて倒れやすそうな雰囲気だが、ディスプレー本体とスタンドとの接点が下のほうなので、重心が低くなり、倒れるような不安定さはない。サイズは約614（W）×182（D）×463（H）mmで、80cm幅のデスクにピッタリだ。

　27インチで4K解像度だと、Windowsのスケール設定は150%だが、頑張れば125%で使ってもいけるだろう。作業領域が広いので、ビジネスアプリでも、クリエイティブなアプリでも見やすく、作業しやすかった。

　また、PIP/PBP機能も用意されており、こっそりゲーム画面を出して、ながらプレーも可能。複数のパソコンと接続して、切り換えて利用するだけでなく、画面を並べて作業することもできる。

PS5を接続してPIP表示。PS5のゲームは基本リフレッシュレートが60Hzなので、このディスプレーでも十分楽しめるはず

　実は本製品で注目したいのが、エコにこだわっているところ。梱包もゲーミングディスプレーシリーズの箱のサイズよりかなり小さく、梱包材として発泡スチロールではなく、リサイクルの厚紙を使っており、サステナビリティを意識している。

　さらに、消費電力を抑えるエコモード機能も用意され、Energy star 8.0認証を取得している。

　実売価格は、Amazon専売で3万9800円。27インチで4K解像度としては、非常に安い設定となっている。ビジネス向けディスプレーとして広い作業領域が確保でき、発色もいいのでクリエイティブな作業でも問題なくこなせる。

　人気の27インチサイズでビジネス用途に使いたいディスプレーを探しているなら、本製品をぜひ検討してほしい。

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