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企業全体でコスト急増を検知してFinOpsに貢献

AWSのコストをアカウント横断でまるっと可視化 ― ITインフラ監視「srest」新機能

2024年08月08日 15時00分更新

文● ASCII

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 メタップスホールディングスは、2024年8月8日、ITインフラの一元監視サービス「srest(スレスト)」において、AWSサービスのコストをアカウント横断で可視化する「コストインサイト」機能を提供開始した。為替変動などによってクラウドコストの増加リスクが高まる中で、リアルタイムにコスト推移を把握できる。

 コストインサイトは、AWSの仮想サーバー「Amazon EC2」やマネージドデータベース「Amazon RDS」といったAWSサービスのコストを、サービス単位あるいはAWS全体で可視化できる機能だ。複数プロダクトを展開する企業における、アカウントを横断しての可視化にも対応しており、企業全体でのクラウドコストの最適化を推進する。

「コストインサイト」機能の画面イメージ

 月・日ごとのコスト推移の把握や、先週比・先月比などの細かい比較も可能だ。AWSの提供するコスト分析ツール「Cost Explorer」と比べて、複数プロダクトのコストをシンプルに比較できることを重視しているという。

 今後、コスト監視の対象をAWS以外にも拡大する予定で、異常なコスト上昇があった際の通知や、イベントログの傾向から上昇要因を示唆する機能の追加も検討している。

 srestは、イベントログの一元監視ツールとして2024年2月にリリースされ、本格展開前の8月中は無料で提供されている。

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