特殊ガラスメーカーの日本電気硝子は、同社の化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG」が、モトローラが海外でリリースした新型の折りたたみスマホ「motorola razr 50」に採用されたことを発表した。
Dinorex UTGが採用されているのは、まさに折りたたみが発生するメインディスプレー部。motolora razr 50では、ヒンジが小型化されるとともに、折り目を最小限にしながら、片手でスムーズに開閉できる点をアピールしている。この部分に、日本電気硝子の技術が貢献していることになる。
Dinorex UTGは、折りたたみスマートフォンのようなフレキシブルデバイスのディスプレーに向けて開発されたガラスとなる。コーニング・ACGとともに液晶パネルでも高いシェアを持つ同社の技術を活かして、信頼性の高いフォルダブルディスプレーの実現を可能にしたとしている。
なお、motorola razr 50シリーズは今年6月に海外で発表。サブディスプレーを大型化したほか、上位モデルのultraは防水に対応するなどの特徴を持つ。razr 40シリーズに続いての日本上陸にも期待が集まっている。